NISAに挑戦(2) 軽くバックテスト検証
引き続きNISA検証です。
どうにもこうにもこういった長期投資は勝手が分からないため、
今になっていろいろ過去に買った長期投資の本を引っ張り出しつつも検証しています苦笑
まずは長期投資がイザナミの検証上でどういう結果になるか?
という点を調べてみます。
・仕掛け条件
翌日寄付で買い
・手仕舞い条件
保有日数が250日より大きい場合には翌日寄付で手仕舞い
※売買代金制限:直近15日平均が1億より上
※株価制限:150円より上
・バックテスト結果
総取引回数: 19719回
勝率: 44.34%
期待値: 1.89%
…なんと、開始1分で期待値がプラスのものが見つかりました苦笑
とはいえ、長期投資というものは要するに1銘柄の保有日数が長い前提であり、
その影響で試行回数がどうしても少なくなってしまいますため、
どの程度検証結果が信頼できるかどうかは謎ですが(ぇ
ひとまずは、トレンドとの対応を見るために、年度別の結果を見てみます。
年 取引回数 勝率 期待値
2013年 1749 55.92% 11.91%
2012年 1176 81.21% 49.62%
2011年 1138 38.84% -5.59%
2010年 1128 33.78% -6.00%
2009年 1120 53.57% 9.45%
2008年 1252 16.21% -25.18%
2007年 1703 10.63% -32.43%
2006年 1919 29.23% -15.12%
2005年 2305 58.79% 14.94%
2004年 1729 65.53% 18.71%
2003年 1289 79.52% 42.32%
2002年 954 33.02% -6.55%
2001年 1094 21.94% -20.22%
2000年 1163 32.16% -14.20%
当たり前ではありますが、
2003〜2005年、2012〜2013年といった上昇トレンドでは期待値がプラスであり、
2006〜2008年、2010〜2011年といった下落トレンドでは期待値がマイナスであるという点がはっきりと分かります苦笑
これはつまり、
2012年のような年にNISAを始められれば理想的であり、
逆に2008年のような年に始めた場合には最悪、ということですね〜汗
とはいえ、NISAでは1銘柄を最低5年は持ち越せます。
そのため、下落トレンドの年に始めた場合でも、
その下落トレンドを乗り越えることができれば持ち直せる場合もあると考えられます。
こういった観点から考えますと、
長期投資では当たり前の話ですが、
「時間分散の強化」
が必要になってくると考えられます。
とはいいつつも、ロット上限が100万円であり、
またその100万円を毎年何かしらの銘柄に投入すると考えますと、
それはそれである意味、年度毎という単位での時間分散になっているとも考えられます笑
そう考えますと、100万円という枠内で銘柄分散および時間分散を行うかどうかは非常に微妙なところであり、
・むしろその100万は、総資産に対してどういう位置付けか?
・また、その100万にどういう役割を望むか?
といった好みの要素が大きいのかもしれない、とは考えております。
また、NISAではどう考えても年1〜5回の取引しかできないと考えるのが普通ですよね苦笑
5回といいますのは、20万ずつ時期をずらし、5回に分けて銘柄を買うようなイメージです。
そのため試行回数がまったく稼げませんので、
結論的にはやはりといいますか、
「NISA(長期投資)とバックテスト検証は相性が悪い」
という結論に結びつくかもしれません(ぇ
個人的に次に検証したいのは、
「1回で100万投入したほうがいいのか?それとも5回に分けて20万ずつ投入したほうがいいのか?」
についてです。
次回のこのシリーズでは、こういったナンピン的な検証をしてみたいですね〜笑
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