戦略開発方法を学ぶシリーズ(19)
戦略を開発する際にやはり重要となってくるのは「テーマ」だと思っています。
ただやみくもに過去の期待値のみを追求するのではなく、
「その戦略はどういうトレンドで戦うことを目的としているのか?」
「ポートフォリオのバランス的に、どういう戦略が欲しいか?」
「また、どういう時期が苦手相場だと考えられるか?」
といったテーマをまず決めるところから始める、
というのが最近の私のスタイルですね〜。
イザナミ開発元大内様の使われている表も非常に参考になります。
http://livedoor.blogimg.jp/izanami_ohuchi/imgs/5/0/505889ae.png
私があえて表を作るとしましたら、
■順張り買い
仕掛け早 仕掛け普通 仕掛け遅
高値圏狙い 〇 − −
中間圏狙い − − −
安値圏狙い − − −
■逆張り買い
仕掛け早 仕掛け普通 仕掛け遅
高値圏狙い − − −
中間圏狙い − − −
安値圏狙い − 〇 −
といった感じでしょうか。
個人的には、特に、
・どの価格帯を狙うか?
・順張りか逆張りか?
この2点を特に重視するかもしれませんね〜。
といいますのも、
戦略のトレンドごとの成績は、この2点から受ける影響が非常に大きいためです。
高値圏狙いか安値圏狙いといった点はかなり重要で、
2014年などは安値圏狙いの方が圧倒的に成績が良かったりと、
トレンドによる差が明確に出ると思っております汗
保有日数は、個人的には基本的には短期戦略を好むため、どちらかというと極端には意識していないかもしれません。
あえていえば、
・上昇トレンドの買いは保有日数長めもあり
・下落トレンドの買いは短期保有が絶対
というあたりでしょうか。
他に意識している点としましては、
・下落トレンドでは逆張り買い、上昇トレンドでは順張り買い主体
・下落トレンドでは買い保有量が多くなりすぎないようにする
・上昇トレンドでは全力
・同タイプの戦略よりは、異なるタイプの戦略を優先
・自分に合っている戦略かどうかも重視
といった感じかもしれません。
もちろん元々安値圏狙いを好む人が超高値圏に仕掛けるのは抵抗があるでしょうし、
また順張り買いを好む人が暴落中の銘柄に逆張りでインするのは抵抗があると思いますので、
このあたりも考慮は必要だとは考えております苦笑
ただ、こういった苦手戦略でも、
ロットを落として継続すれば、いずれは慣れてくるとは思っていたりしますが笑
戦略は、上記のようにテーマがはっきりと決まると開発しやすくなる、
とは思っております。
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