ストラテジーで失敗したこと

私は投資をしながら、ストラテジーを作っています。ストラテジーを作り始めたころ、期待値と最大DDがよく、右肩上がりになっていれば、即そのストラテジーを使用しました。

ストラテジーが１つのときは良かったのですが、２つ３つとなっきて、それぞれ寄り付き指値条件、損切り条件、保有日数が違うと、シグナルが大量発生したときにパニックに陥りました。

えーと、これは寄り付き前日の終値以下で、えーと、これは−5％で損切りで、えーと、これは資金がいくらで、・・・といった具合で、一日に買う銘柄数が多いと、BNFくんくらい瞬時に判断できないとはっきりいって無理です。というか私は失敗しました。

3分前の板の状況と寄り付いたときの状況がぜんぜん違うこともありますし、私の使っている内藤証券では逆指値という高度な技術は使えないので、損切りは常に板を監視しなければならず、目を離している間に急落していると、どうしようもありません。株価よ、戻って来いと念じながら、持ち越してはいけないのに、持ち越すと、さらに傷口が広がりました。

そういった経験を踏まえ、私はストラテジーを作り直しました。期待値が多少低くても、出来るだけ簡潔にしようと。

でも、本当にたくさん利益を上げようと思ったら、色々と面倒くさいことをしないといけないと思います。損切り、利確、寄り付き指値条件等々できるだけ苦労しないといけないと思います。しかし、私には無理だと思ったので違う道を選びました。

利益が多少減っても、間違えないようにしよう。売買するのは寄り、引けのどちらかだけにしよう。購入する銘柄数も、1つのストラテジーで3つまでにしよう。だから現在私の使用する全てのストラテジーは損切り、利確などの設定はしていません。唯一寄り付き指値条件は残しています。これだけは期待値が大幅に変化するので。

あと失敗談としてもう一つ。ストラテジーを修正した直後、押し目用、デイトレ用のストラテジーでシグナル発生。そのうちデイトレ用の銘柄は住友精密工業にシグナル。翌日の寄りで、前日終値以下なら買い参戦の指示。前日の終値は572円(2/24)。翌朝(2/25)、板を見ると売り気配。1000株565円で約定。寄り付き直後は上昇し、確か575円くらいまで上がったと思います。その後下落したので、板を見るのをやめて、引け成りで注文を出し、違うストラテジーの製作に着手。時々板を見ながら、おっ、上がってる、その調子、その調子、と思っていたら、市場が終了。終値599円。修正直後に3万円も儲かったので、上出来。損切り、利確設定をしなくてもやっていけそうだ、と思いながら資金を見ると、あれ、1万円くらいしか増えていない。なぜだ、と思って調べるとなんと、前場の引けで売っているではないか。引け成りって、一日最後の後場の引けで売るものと思っていましたよ。内藤証券さん、前場引け成り、後場引け成りとか区別してできるようにしてください。あと逆指値もね。