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1銘柄の仕掛け株数の設定

トレシズイザナミの使い方

最適分散投資の資金設定に、

「1銘柄の仕掛け株数」

という項目があります。

この中でよく使われるのは、

・設定範囲内の下限株数に仕掛ける
・設定範囲内の上限株数に仕掛ける
・設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける

の3つあたりだと思いますが、

「これらのどれが正しいのか?」

という点は非常に難しいところだと思います。

あくまで、用途に応じて、

といったところでしょうか。

たとえば、

「この戦略では、この金額以上は1銘柄に投入したくない」

という場合には「設定範囲内の上限株数に仕掛ける」になりますし、

「この戦略では、各銘柄への仕掛け金額を一定にしたい」

という場合には「設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける」になるとは思います。

私の場合どの設定をよく使うかといいますと、

「設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける」

だったりします。

これはなぜかといいますと、

個人的に1銘柄投入額を一定にしたいタイプのためですね〜苦笑

たとえばですが、

・設定範囲内の下限株数に仕掛ける

の設定で、

上限が100万、下限が10万という場合、

単元価格が10万弱の銘柄の場合はもちろん10万に近い投入額になりますが、

上記設定の場合、

単元価格が90万などといった銘柄もシグナル対象になってしまいます。

銘柄Aに10万仕掛け、

銘柄Bに90万仕掛けた場合、

…どう考えても成績が銘柄Bに依存してしまいますよね苦笑

銘柄Aがストップ高に到達しようとも、

銘柄Bが−10%下がってしまったら負け、

などといった事態も考えられます。

個人的にはこれを避けたいので、

できるだけ1銘柄投入額が均一になるよう、

「設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける」

を使っている感じです。

なお、

通算利益率というものは、

基本的には「1銘柄投入額」によって決まる場合が多いと思います。

1銘柄投入額は、

最適分散投資後の「期待値」の項目におきまして、

期待値(円)÷期待値(%)

で分かります。

3622円(1.08%)

だったとしましたら、

3622÷0.0108=335370円

という感じですね〜。

1銘柄投入額が大きいほど日々の損益も荒くなり、

初心者向きではなくなるとは考えられますので、

1銘柄投入額平均は基本、なるべく小さくなるように組むのが初心者向けではないか、

とは考えております。

あとは1銘柄投入額の上限と下限を比較的近くした上で、

過去の通算利益率が比較的大きくなる設定を探すのが基本、

といった感じでしょうか。

トレシズの「イザナミの使い方」の記事

前々記事:仕掛け初日の前日安値以下になったら損切るには?
前の記事:翌日始値が、結構使えると思っています。
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