シストレ駆け出しの頃にはまる罠(65) レバレッジについて
あくまで個人的な考えですと、
シストレ戦略のレバレッジはそこまで危険なものではない、
と考えています(ぇ
一方、
裁量トレードの場合ですと、
昔は、今とはだいぶ異なりました苦笑
私の知り合いのお話で、
15年ぐらい前のお話です。
(※本当に実話です汗)
資金500万ぐらいで株式運用している方だったのですが、
誤発注で信用で5000万ぐらい買ってしまったらしいのです汗
これは5%動くだけでも250万になってしまいますから、
資金500万という資金量にとっては恐ろしすぎるレベルですね。
おまけに、
その誤発注銘柄は、
買った直後に押したらしいのです。
慌てた知り合いの方は、
急いでさばこうにも、
証拠金が足りなくなってしまい、
売れず。
仕方なく、銀行等の借入を駆使して資金を用意して証拠金を補充し、
さばいたという形ですね。
これはなんといいますか、
1円で大量の売り注文を出せてしまったジェイコムの件のお話と似ていますが、
もちろん誤発注をしてしまった側にも責任があるものの、
そういう発注をできてしまうシステムそのものの責任もおおいにあると思うんですよね苦笑
資金500万で、
5000万も買えてしまうのは、
操作ミスなどの可能性もありますし、
発注できるのがおかしいとも思えます。
15年前というと、
私自身株を始めたかどうかといった頃合いのため記憶は定かではありませんが、
その後は対策され、
レバレッジの最大は3倍強程度になりました。
(※二階建の場合です苦笑 意外と、増担保銘柄に削られる印象ですね。)
このレバレッジ3倍という数字は、
比較的優しいです(ぇ
私自身、
「常に全力」
というテストを時々やっているため(コラ、
「バックテスト段階のシグナル全てに仕掛ける」
といった無茶もやっています。
この際には、
…やはり荒いです。
余力切れになるまでリアルタイムで仕掛けるので、
プラス方面の相場ならまさに爆発しますが、
マイナス方面ですと、
…えらいことになります苦笑
この、
「バックテスト段階のシグナル全てに仕掛ける」
というやり方は、
要するに、
「常時レバレッジ4倍近く」
といったイメージかもしれませんね。
こういった運用方法はまさに諸刃の剣ですが、
シストレ戦略の場合ですと、
たとえば寄指や終日指値、逆指値などの場合、
約定率は結構落ちますよね。
なので、
常にレバレッジ3倍分のシグナルを出したとしましても、
実際に約定するのはレバレッジ1倍分だったりします。
これはもちろん、
「約定率」
という要素を考慮に入れなくてはなりませんが苦笑
成行の戦略ばかりでしたら、
もちろんレバレッジ3倍は危険です。
私が考えるシストレのポートフォリオの理想とは、
「レバレッジ4倍近くの限界のシグナルを出して、日々レバレッジ1倍程度のポジション量になること」
と考えていたりしますね〜。
これはなかなか難しく、
たとえば逆張り買いのみでポートフォリオを構成してしまいますと、
3.11のような相場で、
…ほぼ確実にポジション量がレバ4倍近く行きます汗
なのでここはポートフォリオに取り入れる戦略のバランスが求められるのは間違いないですが、
あくまで私自身の考えですと、
3.11のような相場では、
レバ2倍ぐらいはいってもいいのではないでしょうか。
これはなんといいますか、
突発的な相場のため、
しょうがないためです。
必要以上に暴落相場を恐れすぎないことも、
通常相場を戦う上では重要、
というのがあくまで個人的な考えかもしれませんね。
その上で、
もし売りもあるのであれば、
買いのみのポートフォリオよりはレバレッジをかけられる、
とは思っていたりしますね。
これは、
両建的なイメージになるため、
リスクが軽減されると考えられるためです。
前々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(63) 過去の出来事の時期を確認して、事前に対策をしておく
前の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(64) シストレ運用の流れ
今の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(65) レバレッジについて
次の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(66) 普通の地合で取ることを目指す
次々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(67) 相場が底を打ったと感じられる位置での張り方とは?