システムトレードブログ

シストレ駆け出しの頃にはまる罠(79) レバレッジを恐れるなかれ?

シストレ駆け出しの頃にはまる罠

実際のところ、

システムトレード初心者の方からよくいただくご質問としまして、

「レバレッジが怖い」

という内容があります。

個人的に、

「最近はレバレッジについてどう考えているか?」

について書かせていただきます。

まず、大半の裁量トレーダーは、疑似的なレバレッジをかなりかけているような事例が多い

大半の裁量トレーダーは、疑似的なレバレッジをかなりかけているような事例が多い

たとえばトップクラスの裁量トレーダーになりますと、

1年で資金を100倍にしたりと、



正直恐るべきレベルです汗

この際に、

「こういった裁量トレーダーの方がレバレッジをかけているか?」

といいますと、



こちらはもちろん、

人による、

ということになると思います苦笑(コラ

もちろん、

1銘柄投入額として総資金の数倍を投入するというスタイルを採用されている方の割合は比較的少ないのではないか?

とは思っていたりするのですが、

「1日のうちに、仕掛けと手仕舞いを繰り返して資金を回転させ、最終的には総資金の10倍ぐらいのトレードを行っている」

といった事例は結構多いと思うんですよね。

これがレバレッジに近いニュアンス、と考えます。

というより、



資金をかなり回転させないと、

1年で100倍はなかなか厳しいのではないか?

と思っています。

シストレでも、資金効率と利回りは比例する

シストレでも、資金効率と利回りは比例する

シストレでもやはり資金効率が命といいますか、

「どれだけ資金を回転できるか?」

によって利回りが決まってくると思います。

ただ一方、

日足を使ったシステムトレードの場合、

1日単位ではそこまで資金を回転できません。

(やりようがあるにはあるものの、たとえばザラ場値を使うなど、誤差が多い手法となってしまいます苦笑
私自身は多用する手法ではある一方、万人が使えるという前提の販売戦略としては成り立ちません。)

そこで、

「資金効率を上げるためにはどうすればいいか?」

と考えますと、

1つの手段となるのがまさに、

「レバレッジ」

と考えます。

レバレッジはいくつか種類がある?

レバレッジはいくつか種類がある?

たとえば、

「この戦略は、レバレッジ2倍だから怖いな」

といった印象を持たれる場合もあるかもしれません。

これは個人的には違う考え方で、

「レバレッジは、約定率と合わせて考える必要がある」
「また、デイかスイングかによって異なる」


という考え方が主体かもしれません。

たとえば、

約定率が100%近い戦略があったとしまして、

これをレバレッジ2倍にしますと、

スイング戦略の場合日々総資金の2倍のポジションを持ち越すことになり、



なかなか怖いかもしれません苦笑

一方、

約定率が20%ぐらいの戦略のレバレッジ2倍の際には、



日々総資金の40%程度のポジション量にしかならず、

むしろポジション量が足りないぐらいの状態になってきます。

こういった感じで、

レバレッジの値のみならず、

「約定率も合わせて考える必要がある」

と思っていたりしますね~。

レバレッジと約定率を考慮した上で、あとは個人的な方針次第、と考えます。

あとは個人的な方針次第、と考えます。

約定率が100%近い戦略で、

レバレッジを2倍~3倍かけるのも、

必ずしも間違ったスタイルではない、

と考えます。

といいますのも、

リスクが大きいのは事実ですが、

「一番早い」

というのは間違いないためですね。

あとは、

ザラ場値を使うなど工夫をし、

約定率が低く、期待値や勝率が高い戦略を組み合わせ、

なるべく日々のポジション量をレバレッジ1倍分まで持っていく、

というのも1つのスタイルだと思います。

(この際には、基本はレバレッジ3倍以上の発注量をこなす必要がある場合が多いと考えます。
複数の証券会社を使うのも1つの手になってくるかもしれません。)

個人的なレバレッジに対する考え方のまとめ

個人的なレバレッジに対する考え方のまとめ

個人的には、

レバレッジを以下のように考えています。

※注:あくまで個人的な考えです苦笑

■個人的にレバレッジをどう考えるか?

  • レバレッジは低資金の時ほど多用すべきで、高資金になればなるほど落とした方がいい
  • スピードを重視する場合、システムトレードにおいてレバレッジは半ば必須
  • ただ、安全面を重視する場合には、レバレッジを使わなくてもいい(ただし、かなり遅いという自覚は必要)
  • システムトレードにおいて専業を狙う場合には、資金が相当大きくない限りはレバレッジは半ば必須
  • 勝率や期待値を追うならば、レバレッジは半ば必須

もし低資金から億を狙いたいといった際には、

もしなくなっても低資金なので、

リスクは抑えられます。


それだったら、

レバレッジを限界までかけてスピードを重視しよう、

という考え方が好きかもしれませんね。

逆に、

億を超えているような状態でしたら、

無理にレバレッジを使う必要はない、

と考えます。

スーパーサイヤ人なら、無理に界王拳を使わなくても地球最強だろうから、という理屈でしょうか笑(違
ただ、シストレで勝率や期待値を追う場合には、それでもレバレッジは必須と考えますが汗(ぇ

と、いろいろ書かせていただきましたが、

もちろんこれは完全に個人的な考えですのであくまで1つ、

程度に考えていただければ幸いです苦笑

トレシズの「シストレ駆け出しの頃にはまる罠」の記事

前々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(77) あくまで個人的な、シストレでマイナスから脱出した流れ
前の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(78) 投資資金の全てを失わないようにする
今の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(79) レバレッジを恐れるなかれ?

おすすめ記事

シストレ駆け出しの頃にはまる罠(28) システムの使用開始時期の影響の大きさ

今日は久しぶりの罠シリーズで、「システムの使用開始時期の影響の大きさ」について…

シストレ駆け出しの頃にはまる罠(53) シストレで負ける要因の一つを解消する

個人的に重視している手法の一つとしまして、「ロット管理」があります。これはおそ…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る