逆指値を語るシリーズ(16)
連発で逆指値シリーズです(ぇ
これはやはりといいますか、一番お問い合わせが多い内容のためですね苦笑
逆指値を語るにあたって、絶対に欠かせない考え方がありまして、
多くの銘柄で、板が厚い箇所(売り数量が厚い板)があります。
それはやはりといいますか、「節目」ですね〜。
100円、200円といったキリのいい箇所もそうですし、
もしくは直近の期間高値(高値)などです。
どうしてこういう箇所での売り板が厚いかといいますと、
もちろん一般的な利確の場合もあるとは思いますが、
「含み損を抱えていた人の損切り(同値撤退)」
である場合もかなり多いと考えられます。
俗に言うシコリというものですね苦笑
そして、こういう節目を超えますと一般的には株価は上がりやすい、と言われます。
東証一部銘柄と新興銘柄ではもちろんこういう節目の板の厚さは異なり、
新興銘柄の方が板が薄い場合が多くなります。
そのためあくまで個人的な考えで、必ず正しいというわけではないですが、
スリッページを抑えるための1つのテクニックとしましては、
「新興銘柄の場合は特に、節目を超える前に仕掛ける(逆指値の仕掛けラインを下げる)ようなやり方もありではないか」
とは考えていたりしますね〜。
といいますのも、節目近辺は板が厚いため、
逆指値の発注速度が多少遅くても、スリッページが抑えられる可能性が出てくるためです。
とはいえ、節目前に仕掛けますと、
「高値に一回はアタックしたものの、売り板が厚すぎて板を食えないまま失速」
という、いわゆるダマシ的な動きも増えるとは予測されます苦笑
そのためどちらがいいかははっきりとは申し上げられないことは確かですが、
逆指値戦略にとっては、カスタマイズ方法の1つになるのではないか、
とは推測しております。
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