逆指値の高値掴みを多少なりとも減らすには?
逆指値戦略において、
一番問題となるのは(正確には私がそう考えているのはですが汗)、
「寄付が高い場合」
です。
たとえばですが、
前日終値+5%を超えたら仕掛ける逆指値戦略において、
翌日GUし、ストップ高近くで寄ってしまいますと、
なかなか困惑するところがあります苦笑
これはもちろん朝9:00近辺に場中を監視するお時間のある方の場合ですと判別は可能ですが、
お時間がない会社勤めの方等は厳しいですよね。
この際にうまい方法があるか?といいますと、
多少は有効性が感じられる手法があります。
「指値の逆指値を使う」
という手法です。
前日終値+5%以上で逆指値で仕掛ける買い戦略だったと仮定します。
元々の執行条件は、
・翌日逆指(終日)(終値+5%)で買いを仕掛ける
という感じですね〜。
この際に、上記執行条件を以下のように変更します。
・翌日始値が終値+5%より大きい
↓(青)
・翌日安値が終値+5%より小さい
↓(青)
・翌日指定値(終値+5%)で買いを仕掛ける
これでOKです。
上記は何を意味しているかといいますと、
・前日終値: 200円
・翌日始値: 220円
・翌日安値: 209円
(10%GUして始まって、場中に5%未満まで下げた場合)
のような、
「翌日の始値が大ギャップアップで始まった場合に、押し目を待ってから仕掛けた方が期待値が伸びるかどうか?」
を検証する手法で、
上記事例の発注方法としましては、
「210円以上になったら指値210円で仕掛ける逆指値注文」
という形になります。
上記で期待値が伸びるような場合には、
「寄りで高い銘柄には成行で仕掛けない方がいい」
という結論になりますので、
・210円以上になったら成行で買いという逆指値注文
ではなく、
・210円以上になったら指値215円で仕掛ける逆指値注文(210円でなく215円にしているのは、場中に210円を超えてくる銘柄の対策です。)
にした方がいいと考えられますし、
(※もし寄りを監視できるのであれば、大GU銘柄の場合にはもちろん210円以上になったら指値210円で仕掛ける逆指値注文にした方がいいですが汗)
そうでないのであれば、
・210円以上になったら成行で買いという逆指値注文
にしたほうがいい、
とも言えるかもしれませんね〜。
このあたりは戦略によって異なりますので、
実際に上記条件を入れて検証するのがおすすめです。
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