(218)場中指値の手仕舞いの検証は、どういうタイプの戦略なら可能ですか?
場中指値の手仕舞いとは要するに、
IFD注文で、
・親注文: 100円の指値で買い
・子注文: 105円で手仕舞い
といった感じで、
場中に手仕舞いを入れる手法ですね~。
「このあたりがどういった戦略なら検証できるか?」
について書かせていただきます。
仕掛けが寄指の戦略ならほぼ検証できます。
買いの場合、仕掛けラインよりも上の手仕舞い指値という前提が付きますが、
この条件に合致していれば普通に検証できます。
寄指の場合、
「100円で買う。100円を超えていれば約定しないので買えない」
といった感じで、
「約定値が決まっているため、手仕舞い指値も検証しやすい」
という特徴があります。
仕掛けが逆指値の戦略は、検証できますが手仕舞い指値ラインによっては実際の運用が手間です(ぇ
105円以上になったら成行で買い、
110円で手仕舞いといった逆指値の検証も可能です。
ただスリッページがあるため、
正確な検証は無理という弱点もありますが苦笑
ただ、個人的にはよく使う手法でもあります。
これはなぜかといいますと、
…スリッページがあっても、
有効性があるということを確信しているためですね(ぇ
一点、
逆指値の場合、
上記例で始値が110円以上だった場合には仕掛けない方がいいと考えられます。
といいますのも、
仕掛けた瞬間手仕舞いとなるため、
…おそらくスリッページ、または上の板で買い下の板で売るという動きで負けるためですね苦笑
そのため、
「手仕舞いラインが相当上の場合にはあり」
といった手法と言えるかもしれません。
仕掛けが成行の戦略は、検証できますが実際の運用が手間です(ぇ
成行の場合も、
上記例で始値が110円以下であればいいのですが、
110円以上で始まる場合もあります汗
成行の場合、
いくらで約定するかが始値次第になりますので、
寄付の監視が必要になる点に注意が必要です。
これも逆指値同様、
「手仕舞いラインが相当上の場合、もしくは寄付を監視できる時間がある場合にはあり」
といった手法と言えるかもしれません。
もしくは、
前日終値基準ではなく翌日始値基準の手仕舞い、たとえば
翌日始値+〇円といった、
SBIネオトレード等で使える±指値系の手仕舞いであれば、
監視の手間はなくなるかもしれませんね。
仕掛けが終日指値の場合には、検証は不可能です。
終日指値の仕掛けの場合、
安値を付けたのが先か(約定したのが先か)、
高値を付けたのが先か、
が日足だと分かりません。
これは分足で検証できれば可能ではあると思うのですが、
イザナミは日足検証のため不可能、
という形になります。
とはいえ、
たとえば終日指値仕掛けのデイトレード戦略の場合ですと、
正確な検証は不可能ですが、
運用上ではストップ高の手仕舞い指値は絶対入れた方がいいと思います(ぇ
といいますのも、
買いのデイトレードでは値幅制限上限が利益の最大値であり、
ここに届く場合も稀にあるためですね。
なお余談ですが、
終日指値の仕掛け&終日指値の手仕舞いこそ、
エッジがある手法、と考えております汗(ぇ
これはなんといいますか、
検証しようがないので、逆に有効性が維持されやすいと考えているためですね。
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