勝てる戦略へのアプローチ方法(24)
順張り買いにおける勝ち方の1つは、
「損小利大」
と書かせていただきました。
その上で重要になる損切りについてです。
たとえば、
仕掛けの翌日などの損切りは、
「翌日逆指(建値−5%)で手仕舞いする」
などの条件で検証できるため簡単ですよね。
ただ問題となりますのが、
「仕掛け当日の損切り」
です苦笑
終値ベースでの損切りでしたら
・終値が建値−5%より小さい→当日引けで手仕舞いする
などといった条件で可能ですが、
問題は、
「仕掛け日当日の場中に何かしらの悪材料が出て、終値まで至る段階で暴落してしまう場合」
です。
たとえば、3.11の事例を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。
こういう際にはやはり、
仕掛け日当日の損切りがあった方が安心だとは思います。
そこでどういった場中の損切りが有効か?という点についてです。
まず、
「建値−1%で損切り」
といった感じの、細かい損切りの検証はまず無理だと思います苦笑
ブレイクアウト銘柄のボラは相当大きいので、
1%程度は一瞬で動きます汗
建値−1%程度の損切りですと、
「終値では上がっていたが、途中で損切らされてしまった」
といったノイズが頻発しますので、
まず無理、と思われた方がいいでしょう汗
また、個人的な経験上ですと、
「前日終値−1Tickで損切り」
といった感じの、
前日比マイナスになった時点で損切りというのも、
結構ノイズにやられます。
一瞬前日比マイナスになっても、
再度上がることはよくあるためですね〜。
そのためですが、
私の場合どういう損切りをよく使うかといいますと、
・前日安値を下回ったら損切り
・前日終値−5%を下回ったら損切り
の2つです。
ブレイクアウト系順張り買い戦略の場合、
仕掛け位置から上記2つの位置までは結構遠い場合が多いですし、
さすがにそこまで下がると当日に上がり目がない場合が多い気がしますので、
「損切りラインはある程度遠くに置く」
という手法を使うことにより、
誤差が小さくなるとは思いますね〜。
なお、
上記はあくまで個人的な体感上でのお話であり、
正しいわけでもありませんので、
あくまで一例としてとらえていただければ幸いです苦笑
個人的に損切りを入れる理由で一番大きいのは、
「安心感を得るため」
という目的かもしれませんね〜。
最悪の負けでも、
ある一定幅の損失に抑えられるというのは、
精神衛生上はプラスだと考えております。
ただデメリットとしましては、
正確には検証できない、
という点だけ認識しておく必要があると思います。
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