約定率を取るか?低DDを取るか?
ユーザー様からよくいただくお問い合わせとしまして、
「指値位置が遠すぎて、なかなか約定しない」
という内容があります。
これは実際、
実際に運用されますと、
もどかしい思いをされる場合も多いのではないか?
と思う部分もありますね。
ただ、
あくまで個人的な考えですと、
「約定率が高く、かつ期待値が高い箇所というのは少ない」
という根本があるのではないか?
とは思っていたりしますね〜(ぇ
たとえば期待値が高い箇所として代表的なのが、
「オーバーシュート時期」
です。
これは要するに、
売りが売りを呼ぶ展開となり、
下げに耐えられなくなった人たちが全て投げてしまったら、
誰も売る人がいなくなったため上がるしかなくなる、
という状況ですね。
とはいえこういう状況はそうそう頻発するものではなく、
もちろん2008年のリーマンショックの時期等には多発しましたが、
上昇トレンドで発生するのは悪材料銘柄の場合等になってくる場合が多いかもしれません。
こういったオーバーシュート時期のみを狙う戦略の場合には、
当然通常時の約定率は落ちるわけですね。
あとはもうちょっと期待値的に妥協して約定率を増やす、
といったアプローチ方法になってきますが、
「妥協している分、期待値や勝率は落ち、DDも増える」
ということにはなってきます。
最終的にどの程度に調整するかどうかはやはり、
ご自身の好みに合わせるしかない、
という結論になってくるのではないか?
とは思っていたりしますね。
個人的に初心者の方におすすめしたいのは、
「約定率よりも、低DDを優先した方がいい」
という点でしょうか。
といいますのも、
DDが大きくなればなるほど、
リスク管理が難しくなるためですね汗
それだったら、
約定率を捨てた方が、
リスク管理はしやすい、
という感じなのかもしれません。
実際のところ、
約定率を上げれば上げるほど、
日経平均やマザーズ指数等との連動率が高くなりがちです。
そうなるとあまり意味がないとは思いますので、
「ある程度はシグナルを絞ることが大事」
というのが、
あくまで個人的な持論だったりしますね〜。
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