システムトレードブログ

複利運用にカスタマイズする際の注意点

トレシズ複利運用

私の運用方法は基本単利運用で、販売戦略自体も単利運用を推奨いたしておりますが、

個人的には資金のごく一部を、わらしべハイパー2の複利運用に充てています。

これは、利幅を狙うというよりは、単利と複利の動きの違いを細かくチェックするためだったりするのですが笑

ユーザー様からも時々お問い合わせをいただきますので、複利運用にカスタマイズする際の注意点を書いてみたいと思います。

単利運用の販売戦略を複利運用にカスタマイズする際には、イザナミの最適分散投資画面の「運用方法」を単利運用から複利運用に変えるだけですが、

正直これだけで完成といえるわけでもありません。

複利運用に変更した場合、単利運用時と比較して資産曲線グラフが滑らかでない場合も多々ありますので(特に買い戦略の場合、2008年・2011年などのDDですね)、

運用時のリスクを抑えるという意味でも、パラメータを調整するか、多少追加指標を加えるなどしてある程度は最適化するのも1つの手だと思います。

あとは何より投入金額ですね。

複利運用にすると通算利益率は圧倒的に伸びるものの、直近になればなるほど年利が落ちてきて、

「あれ、最近になるほど成績が落ちているなぁ。ストラテジーの効果が落ちてるのかな?」

と思ってしまいそうですが、投入金額を円で指定している戦略は、そうなるのが自然で、効果が落ちているわけではありません。

といいますのも、たとえば資金150万円で1銘柄に25万円入れているような状態の時には、資金に対する1銘柄の割合がある程度大きいので、年利にも大きく影響を及ぼしますが、

10年複利運用をして資金が1億円になっていた場合、1銘柄に25万円を投入しても資金に対する1銘柄の割合が小さすぎるため、年利にはたいした影響を及ぼしません。

そのため、

「資金量が多くなれば多くなるほど、年利が落ちるのは当然」

ということになります。

それだったら1銘柄への投入金額を%指定にすればいいのでは?ということになりますが、%指定にすると、経験上収支が相当荒くなります。

もちろん1つの有効手段ではあるのでシストレ中級者以上の方には選択肢になり得ますが、シストレ初心者の方にはあまりおすすめはしません。

個人的な考えでは、複利運用で効果が落ちるようになってくるのは最低でも資金が億に近くなった場合です。

そのため、運用を続けて資金が大幅に増えた場合に初めてこういう部分について考えればいい、というのが持論ですね〜。

私自身も、

「最近複利運用戦略の年利が落ちてきたなぁ、1銘柄あたりの投入金額を増やそうかな?」

と、いずれ是非思いたいものです笑

トレシズの「複利運用」の記事

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