システムトレードブログ

貸借銘柄設定方法の長所と短所

本日はわらしべハイパー2が最高通算利益率更新となりました。

鉄壁スイングガード2やゴッドブレイク、神風バーストやボリンジャーロング_lc1、クレイモアあたりも過去最高益、またはその近くにいますので、やはり強い地合はいいですね〜。

中でも1月まで不調だった神風バーストやクレイモアが2月に最高通算利益率更新となり、プラス圏内に突入してくれた点にホッとしています苦笑

今日は、売り戦略における対象銘柄の扱いについて書いてみたいと思います。

イザナミが前回バージョンアップされたことにより、売り戦略におきまして、

「対象銘柄をファイル指定で選ぶ」

といったことが可能になっています。

これによりイザナミ1と同様の設定方法も可能となりましたので、より一層自由度が高くなりましたね〜。

売り戦略におきまして、売買対象を貸借銘柄や東証一部に絞る、もしくはCSVファイルの銘柄のみに絞る方法には、主に3通りあります。

■A. バックテスト側で売買対象を東証一部に限定する方法

・バックテスト画面で「対象銘柄」タブをクリックし、「市場や業種で選ぶ」を選択します。その後、東証二部・マザーズ・JASDAQのチェックを外して東証一部のみ残せば完了です。これだけで売買対象が東証一部のみとなりますので、最適分散投資側では設定は必要ありません。

■B. バックテスト側で売買対象をほぼ貸借銘柄に限定する方法

・バックテスト画面で「対象銘柄」タブをクリックし、「ファイル指定で選ぶ」を選択します。その後「ファイルの選択」をクリックし、「空売り銘柄20110722.csv」を選ぶだけで完了です。これだけで売買対象が2011年7月22日の段階で空売り可能だった銘柄のみとなりますので、最適分散投資側では設定は必要ありません。

■C. 最適分散投資側で売買対象を貸借銘柄に限定する方法

・バックテスト画面の方では、「対象銘柄」は「全ての個別株」として普通にバックテストします。次に最適分散投資で、「オプション」をクリックし、「貸借銘柄設定を有効にする。」にチェックを入れます。

すると貸借銘柄設定タブが表示されますのでクリックし、右上の「最新をダウンロード」をクリックすると売買対象が最新の貸借銘柄のみとなります。


ここで気になるのが、「BとCでは何が違うのか?」という点ですね〜。

Bの方では、2011年7月22日の段階で確実に空売ることができた銘柄のみが売買対象となるためデータとしての信頼度は高い一方、最新の貸借銘柄の一部が含まれない場合がある点が欠点です。

一方Cの方では、最新の貸借銘柄全てが含まれるため売れる銘柄に漏れは一切ありませんが、欠点としては売れない銘柄にシグナルが多発したり、新しい貸借銘柄など、過去のデータ量が不十分な銘柄にシグナルが発生する場合がある点などです。

以下に、長所と短所をまとめてみます。

□B. バックテスト側で売買対象をほぼ貸借銘柄に限定する方法の長所と短所
<長所>
・バックテスト段階で銘柄を絞り込むため、検証速度が速い
・2011年7月22日の段階で確実に空売ることができた銘柄のみが売買対象となるため、比較的売れない銘柄にシグナルが出る回数は少ない
・比較的前のデータのため、シグナルが発生する銘柄の株価データ量が十分な場合が多く、検証上の信頼度が高い銘柄にシグナルが出る場合が多い
<短所>
・最新の貸借銘柄の一部が含まれない場合があるため、Cと比べると利回りが落ちる場合がある

□C. 最適分散投資側で売買対象を貸借銘柄に限定する方法の長所と短所
<長所>
・最新の貸借銘柄全てが含まれるため、売れる銘柄の漏れがない
・Bに比べて利回りが上がりやすい
<短所>
・バックテスト段階で銘柄を絞り込んでいないため、検証速度がBに比べると遅い
・売れない銘柄にシグナルが多発するため、運用時に仕掛け禁止銘柄設定を使って銘柄をどんどん除外していく必要がある
・最新の貸借銘柄が含まれる場合もあるため、過去の統計上の優位性が実証されていないようなデータ量が少ない銘柄にシグナルが発生する場合もある


これはどちらがいいというお話でもないのですが、

上記のように、日々空売れる銘柄に完全に対応する方法はないため、

BとCの長所と短所を比較いたしまして、

「どちらが自分に合っているか?」

という観点で選択されるといいのではないかと思っていますね〜。

私は正直、どちらもありだと思っています(コラ

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

前々記事:フォワードテストで自己採点を付けるのがクセになっています苦笑
前の記事:500万円用の最適分散投資ファイルが便利?
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次々記事:バックテスト段階の期待値に注目するのも有効です。

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