(75)ブレイクアウト戦術の為の相場を読むための指標や考え方
今日はユーザー様よりご質問をいただきましたので、よくあるご質問と回答シリーズです。
若干、シストレとは離れてしまう内容かもしれませんが、ご了承ください苦笑
>上昇銘柄を見つけるために、日経平均のトレンドや各銘柄のMACD/SRVなどを見ています。他にも参考となる指標を探しているのですが、本などを読んでもうまく見つけることができません。ブレイクアウト戦術の為の相場を読むための指標や考え方についてご意見をいただけないでしょうか?
まず、完全に個人的な考えのため、以下は正しいとは限りません点をご了承いただければと思います汗
基本的には、まずシストレのブレイクアウト系買い戦略は新興銘柄(JASDAQ・マザーズ)シグナルが多いですので、
「JASDAQ指数やマザーズ指数が上昇傾向にあるかどうか?」
が非常に重要だと考えます。
これらの指数が下がっている時には、
やはりといいますか個別銘柄が上がっても指標に引っ張られて失速する場合が多いので、
これが何より大事だと思っております。
たとえば極端な例ですが、
マザーズ指数が一日で−10%など下がっている地合では、
ブレイクアウト系買い戦略はまず機能しないと思ってます苦笑
そのため、こういう相場ではブレイクアウト系買い戦略は休むも相場と考えるのが個人的なスタイルでして、
下落が著しい相場では逆張り買いをメインに考えるスタイルです。
上記のように、相場動向は絶対に無視できない、と考えます。
また、ブレイクアウト系買い戦略の勝率というものは、
保有日数にもよりますが40〜50%程度がせいぜいだと思います。
逆に、40〜50%に到達すれば勝率が結構高い部類だと思います。
基本的には、トレード毎勝率はそこまで高くないのがブレイクアウト系買い戦略だと思っておりまして、
「トレード毎勝率が低い中でどうやって勝てばいいか?」
と考えますと、
やはりといいますか
「損小利大」
です。
たとえば1勝9敗という勝率10%でも、
負けトレードを1万に抑え、
勝ちトレードが20万ぐらいとれれば、
それだけで十分プラスになる、という理屈です。
上昇トレンドかつ上がりそうな銘柄というのはチャートを見ていますと結構目につきますが、
そういった銘柄が素直には上がらないのが相場だと思っております苦笑
確実を求めても確実なものは存在しないと思っておりまして、
やはりといいますかブレイクアウト系の買い戦略では勝率50%いけば上々、
というイメージかもしれません。
そのため、確実に上昇する銘柄というものは絶対に見つけられませんが、
1つの指針としましては、
「上値抵抗を超えた銘柄」
を狙うのがやはりブレイクアウトだと思っております。
具体的には、
「直近200日間の高値が500円で、ある日501円を超えて急騰してきた箇所」
を狙うイメージですね〜。
500円近辺での損切りや利確を吸収しての上げのため、
さらなる上値を試す可能性があると考えられるためです。
とはいえ、もちろん501円を付けたからといって上昇するとは限りません苦笑
ダマシ的な動きも多々ありますし、
勝率が示します通り、上がる方が少ないということになります。
そういった中勝つためには、
やはりといいますか損を抑えて利を伸ばすしかない、
という結論ですね〜。
シストレ戦略には、
(A)勝率は低いものの、損小利大でプラスを狙うタイプの戦略
(B)勝率を上げてプラスを狙うタイプの戦略
の2パターンの戦略があると思っています。
そして、ブレイクアウト系の買い戦略は、
私自身は(A)のパターンが多いと思っていたりしますね〜。
各銘柄のMACD/SRV等を見るのは好みの問題だとは思いますが、
私自身が見ますのは、
「ブレイクアウト系買い戦略なら、長期の高値を超えたかどうか?」
これだけです(ぇ
ただ、暴騰しすぎの銘柄は急落が恐いので、
「移動平均乖離率(終値)(5日)が30%より小さい」
といった条件を入れる場合も結構ありますが苦笑
個人的な最近の考えでは、
仕掛け位置はどこでもいいと思っております(ぇ
問題は、手仕舞い位置です苦笑
ブレイクアウトを狙う際には、
長期の高値を超えた位置でもいいですし、
MACDやボリンジャーバンドを使うのもありだと思います。
このあたりはむしろ好みの問題だと考えておりまして、
本当に重要なのは、
「手仕舞い位置がちゃんと損小利大を考慮されたものかどうか?」
という点だと思っております。
裁量にしてもシストレ戦略にしても、
ここを徹底するのが重要だと思っていたりしますね〜。
もし裁量でブレイクアウトしそうな銘柄を探す場合には、
個人的には
「値幅制限上限が期間高値(50日)より大きい」
といった条件で探すと思います。
あとは当然ブレイクアウト狙いなので、
当日上がっている銘柄である必要があります。
できればですが、出来高が直近に比べて増えていることも重要かもしれません。
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