期待値と取引回数、どちらを優先すべき?
私自身結構ユーザー様からお問い合わせをいただくのですが、
戦略につきまして、
期待値を重視される方と、
取引回数を重視される方に分かれるような気がしますね〜。
戦略の能力はやはりといいますか
「取引回数×期待値」
で決まるとは思いますので、どちらも重要というのには変わりはないと思うのですが、
その上でですと、どちらかに比重を置かれるのはありではないか、
とは考えていたりしますね〜。
できれば取引回数と期待値の両方ともを上げたいと思ってしまうところですが、
この2つを両方上げるのは相当難しいのは間違いありません苦笑
個人的な好みではどう考えているかといいますと、
・上昇トレンドでは取引回数重視
・ボックスや下落トレンドでは期待値重視
という考え方が好きだったりしますね〜。
これはもちろん正しいというわけではなく、
単なる個人的な好みではありますが、
たとえば2013年のような完全な上昇トレンドの場合ですと、
2000年以降のバックテスト段階の取引回数が30万回、
期待値が0.3%といった、
超取引回数重視型の買い戦略でも勝ちやすい地合だと思います。
私自身、手持ちのたいていの買い戦略の成績を見てみましても大体こういう傾向になっておりまして、
また、2013年におきましては取引回数を絞った戦略よりもこういった戦略の方が利益が大きい場合が多くなっています。
ただ一方、取引回数が多いロジックというのは仕掛け条件が緩いということですので、
やはりといいますか、
相場の崩れや下落トレンド等に滅法弱い、
という点が欠点ともいえます汗
そのためですが、
弱い相場では期待値を上げた戦略(取引回数を減らした戦略)を使うのが、
リスク管理面から考えても有効ではないか、
と考えていたりしますね〜。
これはシンプルに、
2008年のような相場で、
買いで1000回取引するよりは、
100回程度に抑えた方がDDが抑えられる可能性が高い、
と考えられるためですね苦笑
その戦略の得意とする相場で戦えればいい、という発想ですと、
取引回数を減らして期待値を重視するような考え方もありではないか、
とは考えていたりします。
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