システムトレードブログ

マーケットインパクトがプラスに作用する戦略もある?(ぇ

トレシズシストレの考え方

長かった三連休も終わり、ようやくまた明日から市場再開ですね〜。

休みよりも平日が好きな体質がどうにかならないものかと思う今日この頃です苦笑

今日は日頃より悪者扱いされているマーケットインパクトについて、個人的な持論を展開してみたいと思います(コラ

たとえばですが、翌日寄成で仕掛ける買い戦略の場合で、

ご自身の買い圧力等がなければ100円で約定するはずだったものが、

現実的にはご自身の買い圧力により101円で約定してしまった、

これがまさにマーケットインパクトですね〜。ある意味スリッページともいえるかもしれません。

ご利用者数が増えるとこのへんが増大するのではないか?と懸念されている方も少なくないと思います。

以下はあくまで私の個人的な考えですのでまったく正しいかどうかは分かりませんが(コラ、

ただ結構本気で考えている内容です笑

たとえばですが、ドル円の場合ですと、直近まで高値80円近辺で推移していましたが、

11月15日に一気に高値81円を付けました。

おそらくですが、直近高値である80.7円近辺を破ったあたりでは大口を含めまして円売りが殺到したと推測されます。

この際に、もし市場参加者が少なく、80.7〜80.8円をうろうろしていただけではもちろん今ほどの円安は見込めなかったかもしれません。

つまり言い換えますと、マーケットインパクトにより為替が一気に円安方面に振れた、とも言えるのかもしれませんね〜。

これと同じことが個別株の動向にもいえるのではないかと思っておりまして、

たとえば直近の高値が100円である銘柄Aがあったとしまして、

ある日突然101円を付けたとします。

その際に、この日の出来高が少なければもしかしたら騙し上げかもしれないということで多くの市場参加者を呼び込めずあまり上がらない場合もあるかもしれませんが、

たとえばマーケットインパクトにより買い手が多く102円を付けたりした場合、

もちろんマーケットインパクトが発生するぐらいの買い数量ですのでその日の出来高はそれなりに増えるはずです。

出来高が増える影響により、

「これは騙し上げではないかもしれない」

と捉える市場参加者が増える場合も多いと思いますし、

何より株は

「買い手が多ければ上がる」
「売り手が多ければ下がる」

という本質もあるため、マーケットインパクトにより102円を付けるというのは決して悪い面ばかりではないと思っていますね〜。

マーケットインパクトでは主に2つの考え方があると思います。

悪い風に考えますと、

「本来は101円で買えるものが買い圧力により102円で約定してしまった。そのため、検証結果よりも1円分は割り引いて考える必要がある」

ということになるかもしれません。

逆にプラスに考えますと、

「マーケットインパクトにより株価が跳ね上がり、その結果注目度がアップしより一層当日の市場参加者が増えた」

ということになる場合もあると思いますね〜。

「買い圧力によりどの程度株価や出来高が増えたかどうか」
「また、その影響によりどの程度市場参加者が増えたか」

などといった点はもちろん検証は不可能ですが苦笑、

悪く考える方では、このあたりの考慮が含まれていないともいえると思いますね〜。

もちろんこのあたりはどちらが正しいのかは全く分かりませんし(コラ、

にわとりが先かたまごが先かのようになってしまいますので、

結論的にはやはり戦略のフォワードテスト結果で判断する必要がある部分もあるとはいえるのかもしれませんね〜苦笑

最近は、マーケットインパクトは仕掛けよりも手仕舞いで影響がある要素なのかもしれないと思っていたりもします。

おーじ様の場合ですと、各戦略を翌日の前場引成で手仕舞っているそうです。
http://izanami.ohji3.com/

手仕舞い方法を工夫するのは結構いいアイデアではないかと思っておりまして、

・一定利益が乗ったら当日引成で手仕舞い
・手仕舞いシグナルが出たら翌日前場引成で手仕舞い
・手仕舞いシグナルが出たら翌日大引けの引成で手仕舞い

などといった感じで手仕舞いを工夫されますと、もしかしたら成績が伸びる戦略もあるのかもしれませんね〜。

個人的にはこういった感じで新しい手仕舞いを試される場合には、

原始的ではありますがとにかく結果をメモしていくのが一番だと思っています笑

・本来の戦略通りに手仕舞った場合の損益
・そして、新しい手仕舞い方法を採用した場合の損益
・当時が上昇トレンドか下落トレンドのどちらであったか

などを日々エクセルに記録していき、

1ヶ月以上などの単位で差を見比べますとより現実的な差が導き出される場合もあると思いますのでおすすめですね〜。

手仕舞いの際に理想的なのはやはり、

「ご自身の売り数量を見せない」

ことだとは思っています。

たとえばB・N・F氏のような大口の方の場合ですとやはり買い保有銘柄を成行で売るということはなかなかできないでしょうし苦笑、

日中お時間のある方限定であれば、本来は板状況を見て指値で手仕舞いする、

というのが最も効率的な手法なのかもしれませんね〜。

シストレですと実際難しい手法ではあるのですが汗

トレシズの「シストレの考え方」の記事

前々記事:シグナル数と期待値のバランス
前の記事:バックテスト検証をしつつ、シストレの一般論につきまして(ぇ
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