システムトレードブログ

各戦略の特性を考える

トレシズシストレの考え方

今はまさに高値圏ブレイクアウト系買い戦略が機能している印象ですね〜。

「どの地合でどの戦略が機能しやすいか?」

これを把握しておくことは結構重要だと思っております。

やはりといいますか、

どの地合でも常に右肩上がりの戦略というのは基本的にないと考えております汗

といいますのも、こういう戦略を今まで誰しもが追い求めているとは思いますが、

「そんな聖杯は基本的にはないと考えられる」

というのが実情ではないでしょうか。

たとえば戦略がDDとなった際に、

地合がその戦略の得意相場ではない場合などには、

「苦手相場だから仕方がない」

と考えることもできますため、

戦略の得意相場を把握しておくことはメンタル的にもメリットがあると考えられます。

あくまで個人的な考えですが、

以下に各買い戦略の特性をまとめてみたいと思います。

■高値圏ブレイクアウト系(順張り系)買い戦略

今のような地合はもちろんですが、2013年前半のような上昇トレンドで最も能力を発揮する戦略だと思っています。

ヒノカグ【ブースター】やゴッドブレス2などが該当します。

検証上はもちろんですが、私自身の経験上でも、こういうタイプの戦略が上昇トレンドに最も強い可能性が高い、と考えております。

逆に、

・上昇トレンド末期の暴落
・ボックス相場(特に日経が下方向に進んでいる時)
・下落相場

に弱いタイプの戦略です苦笑

上昇トレンド末期の暴落はやむをえないところがありますが、

それ以外の2つに関しては、しっかりと苦手相場であることを認識しておくことが大事だと思っております。

■安値圏ブレイクアウト系(順張り系)買い戦略

これはチャートの下の方の銘柄が暴騰した際に仕掛けるようなタイプの戦略ですね〜。

ゴッドフリート2やヒノカグ【リフレクト】などが該当します。

得意相場としては、2014年5月のような、

「下落相場からトレンド転換で上昇相場に入る時」

だと思っております。

要するにどの戦略が機能するかは日経平均などの指標によって決まってくる場合が多いとは思っておりまして、

・日経が上の方にいるときは高値圏狙いの買い戦略
・日経が下の方にいるときは安値圏狙いの買い戦略

が機能しやすいのではないか、と推測していたりしますね〜。

このタイプの買い戦略の苦手相場は、ボックスでしょうか。

個人的な印象では、横ばいの時期も多いタイプの戦略ではありますが、

高値圏ブレイクアウト系よりは安定した印象を受けます。

■逆張り買い戦略(標準的な深さを狙うタイプ)

これは主に下落している銘柄を狙うタイプの戦略で、

押し目やボックスのレンジ下限を狙って仕掛けるようなイメージの戦略ですね〜。

相場が上がっている際に仕掛ける順張りとは真逆の考え方です笑

鉄壁スイングガード2、神風バースト、わらしべハイパー2、ボリロンなどがこれに該当します。

この中ではわらしべと神風がやや浅く、鉄壁とボリロンがやや深めです。

得意相場は、

・上昇トレンド中の押し目
・ボックスレンジ下限でのリバウンド相場
・下落トレンド→上昇トレンドへの転換期

という感じでしょうか。

日経が上げ一辺倒の場合には約定率が低くなり、

日経が押しだすと約定率が高くなるのが特徴ですね〜。

標準的なレンジで推移する相場には強いものの、

苦手とするのはやはり「イレギュラー」です苦笑

3.11、リーマンなど、常識を超えた範囲の下げには弱い場合があるということですね〜汗

とはいえ、逆張り買いはDDが大きいのが必然だとは考えておりまして、

たとえば私自身は逆張り買いではDDはやむなしと考えております。

といいますのも下げているとこを狙うためですね、

どこで反発するかは誰にも分かりません苦笑

とはいえ、逆張り買いでしかとれない相場があるので個人的に逆張り買いは必要だと思っていますね〜。

逆張り買いは、順張り買いよりは資金量を減らすのが個人的な好みではあります。

■逆張り買い戦略(かなりの深さを狙うタイプ)

これはまさにコキュートス(L)ですね〜笑

今の結構強い相場ではコキュートス(L)は約定が非常に少なく、

資産曲線的にも横ばい&ジリ下げなイメージに見えるかもしれませんが、

個人的には「これでいい」と思っております(ぇ

といいますのも、

3.11のような超暴落相場をターゲットとした戦略ですので、

今のような安定した地合で約定が増えてしまいますと暴落した時に大DDとなってしまうためです苦笑

もちろん大暴落の際に反発するかどうかはあくまで地合次第とは言えますが、

私自身の考えですと、

今のような地合で標準的な深さを狙うタイプの逆張り買い戦略がちらほら約定する中、

かなりの深さを狙うタイプの逆張り買い戦略の約定数がかなり抑えられていれば、

仕掛け時期的に十分リスクヘッジができているのではないか?と考えます。

なお、こういったタイプの戦略の苦手相場は…

上昇相場です(ぇ

といいますのも、



まったく約定しないため明らかに横ばいorジリ下げになるだろうと考えられるためですね〜苦笑

私自身はでも、そういうものだ、と考えていたりします笑

トレシズの「シストレの考え方」の記事

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