システムトレードブログ

市場全体を考慮するタイプの逆張り買いを導入するのも手

先日に続く内容ですが、

「どうも去年、逆張り買いで調子が出なかった」

という場合もあるかもしれません。

こういった場合にどう考えるかといいますと、

あくまで私の場合ですと、

「逆張り買いとはいわば裏の読み合い」

と考えるところもありますので、

「仕掛け・手仕舞い位置のカスタマイズはありではないか?」

と考えます。

まず逆張り買いの代表的なパターンとしましては、

(A)乖離率等のパラメーターで仕掛けるタイプ
(B)暴落銘柄数等、どちらかというと市場全体を見て仕掛けるタイプ

の2種類があるのではないかとは思うのですが、

多くの方の場合、

(A)の方を重視されている方が多いような感じがしています。

ただ一方個人的な考えですと、

「意外と(B)が重要」

と思っているところもあったりしますね汗

個別銘柄のイレギュラーを狙うのが(A)、

相場の普遍性を狙うのが(B)といった感じで、

どちらも重要ではないか?

とは思っていたりします。

これはあくまで個人的な考えで、

正しいというわけでもないのですが、

(A)と(B)、

どちらが成行で仕掛けやすいか?という観点ですと、

個人的には実は(B)だったりします(ぇ

といいますのも、

市場全体が暴落している時などに(B)の事例が発生しやすくなりますが、

こういった時に下げている原因の多くは地政学リスク等外部要因である場合であり、

どんなに優良株でも下げてしまう場合だからですね。

優良株を成行で狙える、逆張り買い向きな時期と考えられるためです。

(A)はむしろ通常相場において押しが強い銘柄を狙っていくようなイメージですが、

こういった銘柄は悪材料が出ている場合が多く、

たとえばちょっと前のアキュセラのような、

過激な動きをする場合も少なくありません苦笑

そのため、

(A)側は特に時折1トレードにおける大損失が起きやすいですし、

ロットを抑えて慎重に戦う必要があるロジック、

と言えるかもしれません。

本当に張れるのは(B)、

というのがあくまで個人的な考えです。

以上のような感じで、

逆張り買いの仕掛け条件のパラメーターにこだわるだけでなく、

「市場全体を考慮するタイプの逆張り買いを導入するのも手」

とは言えるかもしれない、と思っております。

あとは、

市場全体の暴落時だけシグナルが出るというのは効率が悪いので、

(A)のような個別銘柄の動きを狙っていく戦略を、

ロットを抑えつつ複数導入していく、

というのが手堅いアプローチ方法ではないか?

とは思っていたりしますね〜。

ちなみに、

(A)タイプの戦略で調子が出ない場合は、

個人的にはたいていの場合、

指値位置を深くするという対応をとる場合が多いです。

指値位置を深くすると刺さらなくなる事例が増えますが、

だからこそ、

指値位置に届くようなオーバーシュートの際には大きな期待値が生まれ、

かつ中途半端な銘柄は引かないのでDDは小さくなる、

ということですね。

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

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