システムトレードブログ

中期売り戦略の進捗です。

トレシズストラテジー情報

今は例の中期売り戦略をカスタマイズしておりますが、

地合からして当然といえば当然ですが、今の成績は異常に良くなります苦笑

システムトレードにおいて、1〜4日程度の保有期間の短期戦略は多く見受けられますが、10日以上持ち越す中期戦略はそこまで多くないように見受けられます。

個人的にはこれにはいくつか理由があると思っているのですが、代表的なものには以下のような理由が挙げられると思います。

(1)中期戦略は保有期間が長い影響により、統計上有効と認められるシグナル数を確保しづらいため
(2)ドローダウンが短期戦略に比べて大きくなりやすいため
(3)カスタマイズや調整が短期戦略に比べて圧倒的に難しいため

シグナル数につきましてはバックテストで試すと一番分かりやすいのですが、

たとえば取引終了条件を「無条件に建て日より1日間経過したら手仕舞いする」と「無条件に建て日より10日間経過したら手仕舞いする」で比べてみると、保有期間が短い方が圧倒的にシグナル数が多くなります。

過剰最適化を避けるためには基本的にある程度のシグナル数が必要といえますが、中期戦略の場合には元々の仕様上やむなしといえるでしょう。

(2)のドローダウンも、中期戦略は短期戦略に比べて大きくなりやすいです。

これは、短期で手仕舞う戦略の方が外部指標の影響を受けづらく、また日本株は特に値幅制限があるため、保有日数が短い場合には動く値幅も限られるためといえるかもしれません。

ただその一方、保有期間が長いほど、相場の方向性に合った戦略であればより一層いい時の利回りが向上しますので、一長一短があるともいえそうですね〜。

そして、中期戦略の開発が難しいのは、個人的には(3)による影響が一番大きいと考えています。

たとえば10日以上持ち越す戦略の場合、損切り設定を入れないと悪い地合で相当ドローダウンが発生してしまうため損切り設定を入れるのは必須と考えておりますが、

保有期間が長いロジックほど、指標や資金量をちょっといじっただけでも成績がガラッと変わってしまいます。

これは、短期戦略の場合元々の保有日数が短いため、カスタマイズしても日々の現金余力などへの影響は小さいですが、

保有期間が長い戦略の場合、

「ある銘柄を、いつ仕掛けていつ手仕舞いしたか」

という要素の影響が非常に強く、日々の現金余力等に大きな影響を及ぼします。

そのため、序盤の取引により、連鎖的に影響が出てしまい、カスタマイズした際に成績に大きな変化が出るわけです。

このへんが、中期戦略開発の難しさではないかと思っています苦笑

…とはいえ、今の地合は特に、売り中期戦略が最大限のパフォーマンスを発揮する時期ともいえます。

個人的にあまり嬉しくはないですが、日経平均が反発もなく下げる地合では安心して売れるということですね苦笑

中期売り戦略の方も進展がありましたら、ブログに書かせていただきますね。

トレシズの「ストラテジー情報」の記事

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