(10)標準ファイルから大きい資金向けにカスタマイズするにはどういった方法がおすすめですか?
気がつけば4月ですね〜。
春はいろいろと始まりを感じさせてくれる季節なので、好きな季節です笑 日本市場も好調であってくれればいいのですが(ぇ
一応季節の変わり目ということで、是非体調につきましてご自愛くださいね。
今日は、たびたびご質問をいただく部分ではあったのですが、書くのを忘れていた部分ということで(コラ、
よくあるご質問と回答の第10弾を書いてみます。
■標準ファイルから大きい資金向けにカスタマイズするにはどういった方法がおすすめですか?
各戦略に付属している最適分散投資ファイルは、戦略にもよりますが、基本は資金500万円が一番大きい単位です。
たとえば1,000万円以上向けの最適分散投資ファイルにカスタマイズする際には、やはり一番大きい単位である「資金500万円用最適分散投資ファイル」をベースにされるのが一番です。
ただ、もっと小さい資金の最適分散投資ファイルの総資金を上げた場合、500万円用ファイルの総資金を上げた場合より資産曲線がきれいになる場合もあります。
たとえば資金2,000万円ですと資金500万円の4倍となりますが、
資金500万円のファイルの場合、1銘柄あたりおおよそ30万円という割合になりますため、おおざっぱに17銘柄分散となります。(これも戦略によります汗)
それに対しまして、資金500万円のファイルの設定で資金だけを2,000万円にしますと、1銘柄あたりおおよそ30万円のままで分散することになりますため、68銘柄分散となってしまいます。
68銘柄分散というのは手間を考えても大変ですし、1日に68銘柄分もシグナルが出る戦略は稀です。そのため、資金の大部分を寝かせたままになるため、標準ファイルより過去の利回りが落ちたりする形となります。
そのため、こういった際に検証上の通算利益率を上げるためには、以下のカスタマイズが有効ではないかと考えております。
・1銘柄あたりの下限投入額を上げる(これが一般的には最も過去の利回りに直結します。)
・1銘柄あたりの上限投入額を上げる
・優先順設定の指標やパラメータを変える
ただ、一般的には下限投入額を上げすぎると集中投資型のカスタマイズとなってしまいますし、なかなか日々の値動きにドキドキさせられます汗
私自身は例の5%ルールを採用しておりまして、上記2,000万円の場合ですと、1銘柄に100万円以上は入れません。
私自身はどちらかというと分散数を増やす方が安心なタイプです笑
1銘柄あたりの下限投入額を上げる=買い板の圧力を増す
ということでもあるので、もし標準設定よりも総資金を上げる場合には、やはりいくつかの項目をカスタマイズするのが有効といえるかもしれませんね〜。
・優先順設定の指標やパラメータを変える
・仕掛け条件のパラメータを適当に変える
・新規に仕掛け条件を追加する
なども併用するとさらに有効かもしれません。
ただ、上記カスタマイズをすることにより結果が良くなるかどうかはどうしてもわかりませんため、
こちらにつきましては一般的には、カスタマイズ後は資金を投入しないでイザナミのみでフォワードテスト検証し、
ユーザー様が納得されたら使い始める、というスタイルが一般的だと思います。
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