今と同じ動きをしていた過去の相場は?
過去に今と同じ相場状況があったかどうか?を調べてみたのですが、
やはり今年の相場は2005年に例えられることが多いため、
「2005年以降のチャートが崩れた際の動き」
が参考になるかもしれないと考えまして、
2006年4月〜6月あたりをイメージしてみました。
2013年5月22日の終値の期間上昇率(200日)は+85.09%、
2006年4月7日の終値の期間上昇率(200日)は+53.84%となっています。
…つまり、今年の200日単位の上昇幅は2005年を超えており、2000年以降最強の相場ともいえるわけですが汗
2006年の下落がどの程度で底を打ったのかといいますと、
2006年4月7日の終値17563円→2006年6月14日の終値14309円となり、
おおよそ−18.5%下落したあたりだったようです。
2013年5月22日の終値から−18.5%下落したとしますと、
15627×(1−0.185)=12736円
ということになります。
また、期間上昇率(200日)の差を加味しますと、
85.09÷53.84=1.58倍となりますので、2006年当時の換算ですと
15627×(1−0.185×1.58)=11059円
というアバウトな計算になります(ぇ
はっきり言って同じ相場が繰り返されるわけではありませんので11059円という数字は役に立つのがどうかも謎ではありますが、
「過去の事例にあてはめた最悪の事例としての想定」
という意味では役に立つ部分もあるのではないか?と考えます。
といいますのも、
「日経平均が11059円になっても耐えられるポートフォリオであれば、それはかなり堅牢」
と考えられるためですね〜。
現時点で日経平均はピークから2613円(16.7%)ほど下がっておりますので、
さらにプラスもう一回これぐらいの幅の下落に耐えられれば実際相当堅牢だとは思います苦笑
なお、上記は「ここまで下がるという予想」ではなく、
あくまで「過去の事例から見た最悪の想定」であることをご了承ください汗
ただ1つ思いますのは、
「それだったら、過去のこういった時期に機能していた戦略の場合、有効な場合もあるのではないか?」
という想定もあったりします(ぇ
実際に調べてみますと、2006年4月〜6月の傾向としては、
・やはり売りが強い
・保有日数が短い逆張り買いも強い
・順張り買いが全体的に弱い傾向にある
・ただ、底を打った際には順張り、逆張りを問わず買いが大きくリバウンドしている
・スイングキュルも強かった(これはおまけですが(コラ
といった感じのようですね〜。
そのためですが、この2006年4月〜6月の時期に機能していた戦略を調べるのも結構面白いかもしれませんね笑
個人的には結構今は貴重な相場だと思っておりまして、
この歴史的な上昇相場からの押しの際にどういう動きをするのか?またどういった戦略が調子が良くなり、どういった戦略の調子が悪くなるのか?
といった情報を収集している段階です。
もちろん4月までの上昇相場では順張り買いが最強であり、
個人的にもトレード日記側のポートフォリオで行きたいところですが、
今はまた違った局面と考えまして、
おそらくはもっと適した構成があると思っています。
これを今探っているわけですね〜苦笑
そのためですが、単に勝った負けたのみではなく、
こういった「地合別のポートフォリオ構成」を常に研究されるようにしますと、
相場に応じてどういった対策をすればいいか?が見えてくる可能性もあると思っておりますので、結構おすすめです笑
今は個人的には振幅の大きいボックスのイメージですが、
こういった地合ではやはり逆張り買いと売りが効くのではないか?とは思っていたりしますね〜。
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