システムトレードブログ

株価制限はいくらぐらいが妥当か?

トレシズ開発方法

トレシズ戦略でも株価制限はまちまちですが、

どれぐらいの設定が妥当なのかは非常に難しいところです。

たとえば値上がり率ランキングの上位に+100%といった銘柄がある場合がありますが、

そういう銘柄は、

…たいてい低位株ですよね汗

私自身シストレで、1日で+100%も動く銘柄は引いたことがありませんが苦笑

…それはさておき笑

私自身の場合ですと、戦略の株価制限を決める際には、

(1)その戦略の用途や目的
(2)平均損失の大きさや、損失の標準偏差の大きさ

などの点から考える場合が多いです。

まず戦略の用途や目的というのは、

やはりどういう銘柄を狙いたいか、などの点ですね〜。

大型株を相手にするのか、

それともボラがある新興小型株を相手にするのか、

そういった点によっても組み方が変わってくるかもしれません。

一般的には、

売買代金制限をかなり増やした場合の方が、株価制限を下げやすい場合が多いかもしれない、

とは思っております。

これは、売買代金制限が大きければボラが大きすぎる新興銘柄シグナルが出にくくなり、

東証一部の直近人気株などを対象にできる場合が多いためですね〜。

そして次に平均損失の大きさや、損失の標準偏差の大きさですが、

個人的にはこの二つの値の小ささをかなり重要視するタイプです。

もちろん、これは必ずしも正しいというわけではなく、単なる好みですが苦笑

・平均損失→トレード単位での平均負け額
・損失の標準偏差→トレード単位での負け額のばらつきの大きさ

といったイメージですが、

平均損失と損失の標準偏差の両方が小さい戦略というのは、

「大負けが少なく、また負け額がある程度一定である戦略」

といった感じかもしれません。

組み方にもいろいろありますが、

個人的には上記のような戦略が好き、ということです笑

たとえば20円などの低位株を含めて検証した場合、

戦略にもよるのですが、

平均損失と損失の標準偏差の値が大きくなりやすい傾向にあるかもしれません。

イメージ通り、荒くなる場合が多いんですよね汗

そのため、

安定的な結果を望む戦略の場合ですと、

私の場合は低位株を含めない場合が多いです。

あと、たとえば2008年のリーマンのような相場では、

低位株を含めないようにしたほうがDDが小さくなる場合もよくあります。

以上のような感じですが、

ただ一方、1銘柄投入額を落としてしまえば平均損失そのものは小さくできますし、

低位株は通常のシストレ戦略ではシグナルが出ない場合が多いので、

ある意味低位株にも魅力を感じる場合はあります笑

低位株限定戦略なども、面白いのかもしれませんね〜。

トレシズの「開発方法」の記事

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