(62)2008年のような相場で成績が悪くない買い戦略
今日はようやくですが兆しが見えてきたというか、悪くない地合でしたね〜笑
そろそろですが、特に順張り系買い戦略のDD回復に期待がかかるところです。
今日はよくあるご質問と回答シリーズです。
■買いは下落相場では厳しいというのは理解できますが、2008年のような相場で成績が悪くない買い戦略もあり、これはどう捉えるべきでしょうか?
これは非常に難しいところで、
私自身もなかなか回答に困るご質問でもあります汗
もちろんですが、買いで絶対に2008年の相場を勝てないというわけではなく、
きっと勝てる戦略もあるだろうとは思っております。
2008年の相場で、フォワードで利益を出している買い戦略は非常に優秀だと思われます。
個人的には2008年もシストレで戦っておりまして、あの当時はとても買いでは勝てる気がしませんでした苦笑
体感的に、間違いなく売りでないと勝てない地合だったと思っております。
個人的には、やはりといいますか
「上昇相場では買い有利、下落相場では売り有利」
というのが相場の根本だとは思っていますね〜。
一番難しいのは、
トレンドがはっきりしていないボックスだと思っております汗
やはりトレンドがはっきりしている際が一番とりやすいと思っておりまして、
上昇トレンドではゴッドブレス2のような高値圏ブレイクアウト系買い戦略が効き、
下落トレンドではコキュートス_トレイル(S)のような安値圏ブレイクアウト系売り戦略が効きやすい、とは体感しております。
ただこれはあくまで私個人の考えであり、必ずしも正しいというわけではありませんのでご了承いただければ幸いです。
2008年のような相場で、フォワードで実際に耐えた買い戦略は優秀だと思いますが、
それがもしバックテスト結果だけなのであれば、
多少なりともチェックが必要ではないか、と考えます。
たとえば2008年を低DDで乗り切っている戦略の、
・バックテスト段階の年度別期待値で、2008年がちゃんとプラスになっているかどうか?
・また、最適分散投資段階で総資金を1億などに引き上げた場合、大きなドローダウンにならないかどうか?
の2点は結構重要かもしれない、とは思いますね〜。
■買い戦略と売り戦略を併用することにより、損益が相殺されてしまうことはないですか?
実際のところ、相殺されてしまうことはあります(ぇ
とはいえ、上昇トレンドで売り主体で戦ったり、
下落トレンドで買い主体で戦うのは、
ある意味トレンドに反する張り方です。
これが間違っているというわけでもないのですが、
トレンドに応じてポートフォリオを変えるような考え方が有効なのではないか、
とは考えていますね〜。
非常に難しいところですが、
結論的には買いでも売りでもフォワードがプラスの戦略同士であれば、損益は相殺されていないということになるとは思います。
たとえばですが、2013年のような明確な上昇トレンドでは売りを停止するなどの手法も、相殺を防ぐには有効だと考えられます。
個人的な経験上では、日経が25日線下の場合のみ売りを使うような手法も結構有効性を感じております。
売りに対する個人的な位置付けとしましては、
今のような地合で買いのDDを相殺させるものと位置付けておりまして、
今の地合では勝つことよりも、資産グラフが横ばいになれば御の字、といった考え方を目指しております。
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