システムトレードブログ

システムトレードの勝ち方とは?

「システムトレードの勝ち方を教えてください」

というご質問をいただくことは結構多いものです汗

これはなかなか難しいご質問でして、

私自身が思いますのは、

「システムトレードの勝ち方というのは、そもそも人によって違う」

という根本があると思っております(ぇ

たとえばですが、

・順張り的な手法が好みか?
・逆張り的な手法が好みか?

によっても違うとは思います。

これは順張り買い戦略、逆張り買い戦略というわけではなく、

・ポートフォリオのバランスをトレンドフォロー目線で組むか?
・それともカウンター目線で組むか?

という差です。

順張り的なスタイルですと昨日10/2に買いポジションが多くなるのは避けたいところですし、

一方逆張り的なスタイルですと10/2に買いポジションを増やすのがある意味正しいとも言えます。

順張り的なスタイルを好む方が、

逆張り主体のポートフォリオを組んでもストレスが大きく、

継続が難しかったりします。

そのため、

・トレンドフォローが正しい
・逆張り主体が正しい

というものではなく、

これはやはりといいますか好みで選ぶのが無難ではないか、

と考えております。

なお、私自身はトレンドフォロー派です笑

ただこれは別に順張り買いしか使わないという意味ではありません。

逆張り買いも普通に使います。

そうではなく、

・相場が上昇していくほど買いポジションを増やす
・相場が下落していくほど買いポジションを減らす

というスタイルが好み、という意味でのトレンドフォロー派ということです。

正しいというわけでもないのですがあくまで私自身の考えですと、10/2の相場では、

■トレンドフォロー派の場合
・順張り買いの保有が少なければ少ないほどOK
・逆張り買いの保有も、総資金に対しての割合が低い必要がある

■逆張り派の場合
・逆張り買いの保有は、総資金に対しての割合がある程度高くても問題ない

といった差がある、とは言えるのかもしれません。

トレンドフォロー派が、

10/2の相場で、買いで保有が多すぎた場合にはポートフォリオに問題がある可能性が高い、

とは言えるかもしれません苦笑

逆に、逆張り派の観点ですと、

10/2の相場は、逆張り買いの保有がある程度多いのが正解

とは言えると思います。

こういった差があるものだと思っておりまして、

・10/2における、ご自身の買いポジションが少ない場合にはそれはトレンドフォロー的な構成になっているということ
・10/2における、ご自身の買いポジションが多い場合にはそれは逆張り的な構成になっているということ

これを認識する必要があると考えます。

これは、どちらが正しいというわけではありません。

ただ、ご自身の好みとは違うポジションになっているのであれば、

ポートフォリオ構成に問題がある可能性があります苦笑

私自身はどちらかといいますとトレンドフォロー派なので、

以下は、

「私自身が信じるシステムトレードにおけるトレンドフォロー派の勝ち方」

というのを具体的に書かせていただきたいと思います。

…おそらく、逆張り派とは真逆の考え方でして、

正しいというわけではなく、あくまでトレンドフォロー目線でのお話、

とお考えください苦笑

私自身は、

・誰でも勝てる時期にきっちり勝つこと
・勝てない地合でDDを抑えること

これが重要だと思っております。

つまり、

・2013年1〜5月
・2013年9月
・2013年12月
・2014年6〜7月

のような、誰でも勝てる地合できっちり取り、

それ以外の時は、月単位で負けてもいい、という考え方です(ぇ

ただ一方、負けとはいっても極端な大負けはNGで、

「勝てない地合でDDを抑える」

ということが何よりも重要と考えます。

負ける地合でDDを抑えるにはどうすればいいかといいますと、

http://toresyz.blog.fc2.com/blog-entry-523.html

にも書かせていただきましたが、

・トレンド判定フィルターを使って、ボックスや下落トレンドでは使う戦略数を減らすか、もしくは各戦略のロットを落とす
・逆に、上昇トレンドではロットを増やす

などといった手段が考えられます。

多くの方は、

「どうやっても勝てない地合で、なぜかシグナルを出したがる」
「どうやっても勝てない地合で、なぜかフルポジションを持ちたがる」

という行動で失敗しているように見受けられます。

たとえばですが、

個人的な見解で恐縮ですが、

たとえばシストレの総資金が500万だとしましたら、

トレンドフォロー派の場合、

今の地合は買いポジションは150万以下でいい地合だと思います。

といいますのも、買いで勝ちにくい地合だからです。
(※注:逆張り派の場合には500万保有もありだと思います。)

トレンドフォロー派の場合におきまして、

10/2における買いポジションの保有が500万MAXになっている場合には、

それはポートフォリオ構成がおかしい可能性を認識すべきだと思います。

トレンドフォロー派の場合ですと、

500万のフルポジションを持っていいのは、

直近では2013年1月〜5月あたりのアベノミクス相場のみだと思っています。

トレンドフォロー派の場合、

「相場が上昇するほど買いポジションが増えるようにする」
「相場が下落するほど買いポジションが減るようにする」

という考え方が主体となりますので、

10/2の相場では、買いポジションが減らないといけないわけです。

たとえばDD−10%が発生した場合でも、

・500万のポジションの場合:−50万のDD
・150万のポジションの場合:−15万のDD

と、後者の方が圧倒的にDDが抑えられます。

システムトレード初心者の方の場合ですと特に、

「戦略個別の成績を見すぎて、ポートフォリオ全体のバランスを考慮していない場合が多い」

という点があるかもしれません。

私自身は実は、

「戦略個別の成績よりもポートフォリオ全体のバランスの方がだいぶ大きい」

と考えております(ぇ

といいますのも、

どんな買い戦略の場合でもたいてい、

2013年1〜5月の相場ではプラスになるためです笑

…なお、2008年のような超下落相場は、

私自身は逆張り買い主体ではなく、売り主体で戦います(ぇ

そして、

悪い地合でDDを抑えるにはどうすればいいか?

ですが、

最も簡単なのは、

「過去10日間に、日経平均の終値が期間高値(200日)(1日前)よりも大きい日が1日以上存在する」

といった条件を仕掛け条件に入れますと、

・2003年
・2004年
・2005年
・2013年

あたりしかシグナルが発生しない感じになると思います。

絶対ではないですが、

こうすればシグナル発生時期を過去の上昇トレンドのみに限定できる場合が多くなります。

上記は超フルスロットル相場ですね笑

ただ、上記のような設定ですと、

…2014年などはまったくシグナルが発生しません苦笑

そのためですが、

「シグナルが出ない期間が長すぎると効率がかなり悪くなるので、超フルスロットル相場よりはリスクを落とす形でその他相場も戦う」

という考え方になるとは思います。

2003年〜2005年、2013年のような

「日経平均等の指標が、長期の高値をブレイクしている相場」

というのがトレンドフォロー派における究極の相場だと思っておりまして、

「最もリスクを取らなければならない地合」

だと考えております。

逆に言いますと、昨日10月2日のような地合で、

2013年のアベノミクス相場と同等のリスクを取っているのは、

トレンドフォロー派としては問題があるということですね苦笑

10月2日のような地合でリスクを落とすためにはどうすればいいか?という点ですが、

たとえばよくある手法としましては、

「ジャスダックインデックスの終値が25日移動平均より大きい場合のみシグナルを出す」

という手法です。

この方法ですと、昨日10/2はシグナルが発生しなかったと思います。

他にもいろいろ方法はありますが、

要するに、

戦略個別のシグナルに従うのがシステムトレードの全てということではなく、

「ポートフォリオのバランスを考えるのが大事」

ということですね〜。

・相場が上昇していくほど買いポジションを増やす
・相場が下落していくほど買いポジションを減らす

これを実現できるポートフォリオであれば、

保証はできませんが、トレンドフォロー派としてはいいポートフォリオなのではないかと思います。

・高値圏順張り買い戦略は、ジャスダックインデックスが25日線下の場合には使わない

これだけでも、「相場が下落していくほど買いポジションを減らす」というのは実現できますし、下落トレンドにおけるDDはだいぶ抑えられるはずです。

上記は必ずしも正しいというわけではなく、あくまで私が信じるスタイルというだけですが、

「悪い地合でDDを抑えること」

これを徹底するということが全てです。

戦略個別の成績というものはどうしても分からないものです。

将来的な成績が良い戦略もあれば、

悪い戦略もあります。

これは未来が読めない限りは分かりません。

そうではなく、

・誰でも勝てる地合で取れ
・勝ちにくい地合ではリスクを抑えろ

ということを徹底するのが、

トレンドフォロー派としては大事なのではないか、と考えていたりします笑

多くのシストレ失敗例ですと、特に後者の

「勝ちにくい地合ではリスクを抑えろ」

がまったくできていない場合が多いと思われます。

…これは私自身も駆け出しの頃そうだったのですが苦笑

常にフルポジションを持つのではなく、

・弱い相場ではシグナルを出さない戦略を設ける
・もしくは、弱い相場ではロットを抑えた資金管理ファイルを使う

などといった感じで、ポジション量をコントロールするのが大事なのではないか、

とは考えていたりしますね〜。

と、いろいろ書かせていただきましたが、

上記はあくまでトレンドフォロー派目線のお話であり、

逆張り主体の考え方とはおそらく真逆だと思います苦笑

そのため、あくまで1つ、とお考えいただければ幸いです汗

手法は人によって異なるものであり、

ご自身により、自分に合った手法を探す必要があるもの、

だとは思っていたりしますね〜。

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