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調子が悪い順張り買い戦略の成績を向上するには?

トレシズシストレ・相場関連

今年は日経平均は上がっていますが、

シストレ的には今のところ、

2014年の方がいい相場だったのではないか?

と感じていたりしますね〜。

これはおそらくなのですが、

「今年は、新興への資金流入がイマイチ」

という要因に尽きるのではないか、

とは考えております苦笑

値上がり率ランキングの50位が+10%を超える日の方が稀なぐらいですので、

上昇相場というよりはむしろボックス的な相場に感じるほどですね〜汗

そして、順張り買いはボックスを苦手とする場合が多いです。

といいますのも、

基本順張り買いは、ある程度値上がりしたところで仕掛ける場合が多くなりますが、

ボックスなどですと、

ある程度上がったあたりが天井、

ということも多発します。

そのため、

「(A)順張り買いの仕掛けラインをもっと早くする」

というのが改善案の1つではないか、とは考えられます。

また、ボックスに近い相場ということは、

ある程度下がったあたりが底、

とも言い換えられます。

そのため、

「(B)順張り買いの損切りラインをもっと遠くする」

というのもまた1つではないかとは思いますね〜。

■(A)順張り買いの仕掛けラインをもっと早くする

たとえば、期間高値(高値)(10日)以上になったら買いという逆指値戦略の場合、

「前日終値+1Tick以上になったら買いという逆指値」

といった感じにしますと、

仕掛けが早くなります。

ただ、仕掛けが早くなる分、

トレード回数が増え、期待値が落ちる形になりますので、

もちろんこのあたりは、

トレード回数を減らし、期待値を上げるようなカスタマイズが必要になってくるとは思われます。

何かしら仕掛け条件を適当に追加してみたりして期待値が上がるかどうかを試してみるのもいいのかもしれませんね。

■(B)順張り買いの損切りラインをもっと遠くする

たとえば、前日終値以下になったら損切りという戦略の場合ですと、

かなり損切りラインが近いとは思います。

この損切りラインをもっと遠くするには、

たとえば、

「終値が移動平均(終値)(25日)以下だったら損切り」

など、

損切りラインにテクニカル指標を用いるのも一案です。

上記例の意味としましては、

25日線に近い銘柄は、基本「押し目」が意識されますよね。

そのため、

「25日線を割り込んでしまったら、それは押し目ではない」

ということで損切り、というニュアンスです。

前日終値や前日安値というのはどうしても1日単位の値幅のため、

基本的には損切りラインとしては早い位置となってきます。

もちろんこれは損をできるだけ小さく抑えるために用いられているとは思いますが、

2015年のような相場では、

「損切りラインをもっと遠くに置く」
「ただし、損切りラインに到達したときの損失額が許容範囲におさまるようなロットに調整する」

という手法が結構有効なのではないか、

とは考えております。

…実際、今年機能しているゴッドNISA2が、

上記のように損切りラインがかなり遠いタイプだったりします苦笑

トレシズの「シストレ・相場関連」の記事

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