出来高制限はどれぐらいがいいか?
ユーザー様からよくいただくご質問ですが、
「マーケットインパクトを考慮すると、最適分散投資の出来高制限はどの程度に設定すればいいですか?」
という内容があります。
通常は
「直近出来高1日間平均の0.50%を上限」
あたりに設定されているかもしれません。
個人的にはどの程度の数字だと安心感が増すかといいますと、
やはりといいますか、
「0.50%よりは小さければ小さいほどいい」
という感じかもしれませんね〜苦笑
私もかつて自己裁量時代には、
直近出来高の10%ほどを仕掛けるという、無謀なことにもチャレンジしてはみました(コラ
そして、それはデイトレだったのですが、
…
10%も仕掛けてしまうとさばけない汗
というどうしようもない経験もしています苦笑
それはさておき、
やはりこの出来高制限は、
マーケットインパクトを考えますと小さい値の方が絶対いいとは考えられます。
個人的な好みでは、
0.10%〜0.30%あたりの範囲です。
とはいえ、
戦略によっては、
「出来高制限を下げると、通算利益率も落ちてしまう」
という現象がよくあります。
この現象がなぜ起こるのかといいますと、
「その戦略の、元々の売買代金制限が小さいため」
とは言えるかもしれません。
たとえばですが、
売買代金制限を10億など大きくしますと、
出来高制限を0.10%などに下げても、
通算利益率に変化が起きづらくなります。
そのためですが、
出来高制限のみをいじるのではなく、
バックテストファイル側の売買代金制限そのものを見直すのも手ではないか、
とは考えていたりしますね〜。
↓全然関係ないですが、新戦略の標準ファイルのグラフです笑
とにかく今回の戦略は、売買代金とマーケットインパクトにこだわった内容だったりします(ぇ
前々記事:(103)新規売建停止銘柄に売りシグナルが出た場合には?
前の記事:売り戦略で、売り規制銘柄へシグナルが出た場合には?
今の記事:出来高制限はどれぐらいがいいか?
次の記事:人とシグナル銘柄を重複させたくなかったら?
次々記事:株式分割で過去成績が変わる理由