ストップ高・ストップ安についての考え方
今日はシステムトレードにおけるストップ高・ストップ安についての考え方について書いてみます。
シストレにおいて、保有銘柄がストップ高やストップ安になる事象は必ず発生します。
買い戦略を運用していて保有銘柄がストップ高になればホクホクですが、もちろん逆にストップ安になる事もあります。トレードにおいてもシストレにおいても、こればかりはインサイダー情報でもない限り分からないため、防ぎようがありません。
今回CCC(ツタヤ)のMBO発表があり、CCCの株価はほぼ確実に600円になります。買い戦略で保有している場合には問題ありませんが、売り戦略で保有していた場合には一定損失は免れないでしょう。
ですが、こういった1銘柄単位で被害が出ることはよくあることで、何よりシステムトレードの強みは、
「過去のこうしたストップ高やストップ安の事例を含めて検証した上でプラスになったロジック」
であることが証明されている点ではないかと思っていますね〜。
実際過去の事例と、今実際目の前で起きている事例とではインパクトが違いますが、結論的にはどちらも同じことです。
今実際目の前で起きていることもいずれは過去のこととなりますので、個人的にはこうした1銘柄単位での事例はあまり気にしないようにするのが一番ではないかと思っていますね。
(私は今までに幾多のストップ安を経験してきた、自称ストップ安の猛者です笑)
ただ少なくとも1つ言えることは、
「売買対象銘柄の売買代金制限を上げれば上げるほど、こうした事例は防ぎやすくなる」
ということが言えると思います。
大型株ほどATRが小さくなり、またストップ高・ストップ安に行かせるためには相当な大口が参入しない限りは厳しいですので、
こうした事例が特に気になる方は売買代金制限を上げるといったカスタマイズがおすすめです。
また、販売戦略のほとんどは最低でも売買代金制限1億円以上のものが多いので、初期段階でこうしたリスクを比較的減らしているといえるでしょうね。
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