ランキング情報機能について語る
ランキング情報機能が使われている戦略と使われていない戦略がありますが、
「この2つは何が違うの?」
と思われるかもしれません。
ランキング情報機能と言えば、
まっさきに思いつくのは
「値上がり率ランキングの上位を抽出したり、値下がり率ランキングの上位を抽出したりする」
といった手法が考えられますが、
もちろんこういったテクニカル的な上位を抽出するための機能、
というのが1点とは言えるかもしれませんね〜。
個人的に考えております他のメリットとしましては、
・相場状況に応じて、テクニカルの値を動的にできる
・また、ランキング情報機能を使った方が、日々のシグナル数を増やしやすい
という点でしょうか。
これはどういうことかといいますと、
たとえばですが、
「移動平均乖離率(終値)(25日)が20より大きい場合に買い」
といった仕掛け条件が入っている戦略があったとします。
上昇トレンドではもちろん移動平均乖離率(終値)(25日)が20より大きい銘柄が増えるのでシグナル数には困りませんが、
下落トレンド等では移動平均乖離率(終値)(25日)が20より大きい銘柄という銘柄はだいぶ減りますので、
シグナル数もだいぶ減ってしまうと考えられます。
こういった際にシグナル数を増やしたい際には、
「上記の20という数字を使わずに、ランキング情報機能を使って組めばいい」
ということになります。
つまり、
「ランキング情報機能を使って、移動平均乖離率(終値)(25日)が大きい順に50銘柄抽出する」
といった組み方にしますと、
上昇トレンド、下落トレンドを問わず、
移動平均乖離率(終値)(25日)が大きい銘柄を抽出できる、
ということですね〜。
これがなかなかのメリットだとは考えております。
そのためですが、もし日々のシグナル数を増やしたい場合には、
「ランキング情報機能が使われていない戦略の場合には、ランキング情報機能を使って組みなおす」
といった手法が有効だとは思います。
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