システムトレードブログ

損切りを入れるべきかどうか?

トレシズシストレの考え方

戦略に、

「−〇%下がったら損切り」

といった設定を入れるかどうかは非常に難しいところだと思っています。

戦略にもよりますが、

たとえば

終値が建値−5%より小さい→翌日寄付で手仕舞い

といった、早い損切りを入れますと、

多くの場合、期待値・勝率ともに落ちます汗

これは当然−5%程度ですとノイズの範疇であり、

−5%下がってから上がりだす、ダマシ的な動きをする銘柄もよくあるため、

と考えられますが、

期待値・勝率が落ちる一方、

保有日数・1トレードあたりの損失の大きさ・損失の標準偏差

などの値は小さくなる場合が多いため、

通算利益率的には向上する場合もあったりします。

損失の標準偏差が小さくなるということは、

「負けトレードの際の負け額が、より一定値に近づく」

とも考えられますので、

このあたりは好みによりますが、メリットとも言えるかもしれませんね〜。

実際知り合いに、

「トレード毎勝率の低いシステムは普通の人は継続しにくいため陳腐化しにくい。だから徹底的に早い段階の損切りを入れてトレード毎勝率10%近辺+高期待値の戦略を使っている」

という方もいるほどです苦笑

コツコツ負けるものの、

たまにあるホームランを取りに行くような戦略ですね〜。

たとえばブレイクアウト系買い戦略などで、

ある程度の長期保有+かなり早い段階の損切り、

といった組み方をしますと、

期待値が大きく、

かつ1トレードあたりの損失はかなり小さいものが作れますが、

勝率もかなり落ちる場合が多くなります。

ただ、上記例での面白い点が、

「普通の人が継続しにくいシステムをあえて使っている」

という点で、

この発想は新しいなぁ、とは思いました苦笑

これは全く正しいわけでもなく、あくまで1つの考え方というだけではありますが、

トレード毎勝率を落として、かつ平均損失も小さくする、

という考え方もありなのではないか、とは考えていたりしますね〜。

トレシズの「シストレの考え方」の記事

前々記事:損切り設定の有効性
前の記事:得意戦略を極めるのが大事だと思っています。
今の記事:損切りを入れるべきかどうか?
次の記事:期待値をどの程度重視するか?
次々記事:大事なのは、手法の確立

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