システムトレードブログ

逆指値を語るシリーズ(11)

トレシズスリッページ対策

逆指値を語る上で避けられないのはやはりスリッページでしょうか苦笑

「想定よりも高い値段で約定してしまい、さらに上髭となってド高値ジャンピングキャッチとなってしまった」

という経験をされた方も数多くいらっしゃると思います。

…もちろん、私もその一人ですが苦笑

とにかく、逆指値戦略ではこの「スリッページ」という欠点が目につきやすいもので、

逆にいいますとそれ以外の要素はあまり目につかないかもしれませんね〜。

私自身は、トレード日記側のポートフォリオを全て逆指値戦略で構成しています。

また、現状はこのスタイルを変える予定もありません。

もちろん逆指値戦略ばかりですのでスリッページは日常茶飯事ですが苦笑、

なぜそれでも逆指値戦略を優先しているのか?

について書かせていただきたいと思います。

私自身逆指値を好んでおりますのは、やはりスリッページという欠点を超える長所があるためだと思っていたりしますね〜。

以下が代表的な点かもしれません。

(1)逆指値では、当日上昇(または下落)している銘柄をとらえることができる

cosisin様もおっしゃられていますが、逆指値の代表的な利点はやはり、

「当日の株価動向を取り入れられる点」

だと思っています。

高値ブレイクアウト系の買い戦略ですと、要するに当日に人気化した銘柄の株価が暴騰したところを狙うような形になります。

当日人気化している理由にはいろいろあると考えられますし、もしかしたら材料が出ている場合もあるかもしれません。

そして、その人気化というものは、当日の株価の上昇となってあらわれます。

一方、もし当日に人気化してなかった場合には、当日の株価は上昇しません。

逆指値を使いますと、こういった

「当日人気化している銘柄のみをとらえることができる」

というメリットがあると考えられます。

成行などですと当日の株価動向を取り入れた仕掛けは非常に難しくなるため、

やはりこれは逆指値の最大のメリットの1つだと思っております。

(2)どちらかというと市場暴落時に強い場合が多い

これはたとえば東日本大震災の相場をイメージしていただくと分かりやすいとは思うのですが、

悪材料が出て、寄りからものすごく安く始まる地合というものがあります。

こういった際に、成行戦略などですと、こういった状況を無視してシグナルが約定しますので、

強烈な下げが続く相場ではDDになるのが避けられない場合も多くなります。

一方、たとえば逆指値の買い戦略の場合ですと、

仕掛けラインにもよりますが、寄りからものすごく安い地合ではもちろん高値をブレイクするような銘柄は激減しますので、

その日の約定はだいぶ減る場合が多くなります。

これが意外と大きな利点で、

「特に悪い地合での約定数を抑えることができる場合が多い」

というのは、個人的にはスリッページという欠点を凌駕するメリットだと思っております笑

(3)高値や期間高値などの節目を超えた瞬間に仕掛けることができる

個人的には高値や期間高値、年初来高値などの上値抵抗という要素を非常に重要視しておりまして、

たとえば年初来高値を更新した銘柄などはやはり優先的に買いで狙いたいところだと思っております笑

といいますのも、

「上値抵抗を超えた銘柄はもはや抵抗帯が存在しないため、根本的に上がりやすい」

という点があるためですね〜。

もしシストレのシグナルから裁量でシグナルを選別するとしましたら、

私自身、上値抵抗を超えていない銘柄のシグナルよりは、上値抵抗を超えている銘柄のシグナルを優先すると思います。

これぐらい重要視している部分ですが、

成行戦略ですと、「当日に上値抵抗を超えたかどうか」という判断は基本できません。

逆指値戦略ですとこれを自動的に判断できるため、このあたりも優れた点だと思っていますね〜。

と、いろいろ書かせていただきましたが、

個人的には以上のようなメリットがあると思っております。

スリッページという欠点のみでなく、長所もあるよ、というアピールです(コラ

全然関係ないのですが、現在のトレード日記側の個人用戦略の成績をアップしてみます笑

売買手数料負荷は2,000円に設定しています。

ONBも結構頑張っているのですが、実際のところ大半をゴッドブレス2が稼いでいたりするのですが苦笑

↓(上)個人用戦略のうち、ゴッドブレス2とONB以外の合算の現状の成績 (下)ONB現状の成績

逆指値を語るシリーズ(11)(1)

逆指値を語るシリーズ(11)(2)

トレシズの「スリッページ対策」の記事

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