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ゴッドブレス2のカスタマイズ方法(2)

トレシズカスタマイズ方法

最近活躍している個人用のゴッドブレス2ですが、

販売戦略とは若干(?)内容や運用方法が異なります。

今日はこのあたりについて解説させていただきたいと思います。

■(1)仕掛け条件

ゴッドブレス2ではランキング情報が使われておりますが、

個人用のゴッドブレス2ではランキング機能を未使用としています。

これはなぜかといいますと、

「個人用のゴッドブレス2では、仕掛け条件に合致する銘柄全てに仕掛けているため」

です苦笑

ランキング機能とは、シンプルに言いますと、

「ランキング条件にマッチする銘柄のうち、優先順が上位の銘柄のみを限定して抽出する機能」

と言えるかもしれません。

たとえばですが、

「前日比が大きい順に10銘柄抽出」

といった感じですね〜。

ランキング機能は上記のように優先順上位銘柄のみを限定して抽出する場合には向いていますが、

「仕掛け条件に合致する銘柄を全て抽出する場合には向かない」

ともいえます。

そのため、仕掛け条件に合致する銘柄を全て抽出したい場合にはどうすればいいか?といいますと、

シンプルに「ランキング機能を使わなければいい」ということになります(ぇ

上記はどのようにカスタマイズすればいいかといいますと、

まずたとえば以下のようなランキングが設定されている戦略があったとします。

・仕掛け条件
開始→(青)ランキング【ゴッドブレス2用】(順位)が10より小さい(同じ含む)

・ランキング情報(ランキング【ゴッドブレス2用】)
ランキング条件: 移動平均乖離率(終値)(5日)が−5より小さい

これはどういう意味かといいますと、

「移動平均乖離率(終値)(5日)が−5より小さい銘柄を、ランキングの優先順に従って10銘柄抽出しろ」

ということですね〜。

10銘柄ではなく、条件に合致する銘柄全てを抽出するためには以下のようにします。

・仕掛け条件
開始→移動平均乖離率(終値)(5日)が−5より小さい

・ランキング情報(ランキング【ゴッドブレス2用】)
このランキング情報そのものを削除する

…これだけです苦笑

結構シンプルな感じですね〜。

個人用のゴッドブレス2は、こういった感じでランキング機能を未使用にしております。

■(2)手仕舞い条件

イザナミ上の手仕舞いロジックは、個人用も販売用もまったく同じです。

ただ1点異なる点は、これは最近取り入れた手法ですが、

「仕掛け日の大引け近くに、−5%を超える含み損で終わりそうな銘柄は引成で切る」

という手法を導入して試しています。

ただ、これは標準ファイルと差があるのは多少のDDだけですし、

通算利益率などには大差がありませんので、

別に細かく検証する必要はない、とは考えていたりしますね〜(ぇ

個人的には、「実運用で納得できるかどうか?」という観点でのみ、

上記手法を試しています。

■(3)最適分散投資

販売戦略と個人用戦略で、最も大差があるのがこの点です。

販売戦略では資金150万など資金上限を決めた上でシグナルを抽出していますが、

個人用戦略では、

・バックテスト段階の総シグナルを保存(多い時には1000シグナルを超えます汗)
・個人的な自動売買ツール+タワーの半リアルタイム株価を使いまして、逆指値の仕掛けラインが近づいてきたら、自動的に発注する
・約定金額ではなく、仕掛け金額が1000万を超えたら新規建ては停止

という手法を使っています。

現時点での1銘柄投入額の上限は47万ほどにしています。

47万×1000銘柄ですととんでもない資金が必要となりますので、

もちろん全銘柄には仕掛けることができません苦笑

そのためですが、9時以降時系列順に、

仕掛けラインに近づいた銘柄から順番に注文を入れていき、

注文金額の合計が1000万円になったら停止する、

といったイメージです。

上記はもちろん自動売買ツール(というか自動発注ツールですが汗)があればできるお話ですが、

ない場合にはどうすればいいか?

ということになりますと、

「(1)のカスタマイズを導入した上で、最適分散投資ファイルの総資金を1000万などに増やせばいい」

ということになります(ぇ

こうしますと優先順下位のシグナルもだいぶ増えますので、

私のトレード日記側の日々の結果のように、

東証一部銘柄シグナルがやたらと増えます苦笑

ただ、全シグナルに前日段階で発注しようとしますと、

実は総資金1000万でも足りません(ぇ

2013年前半のアベノミクス相場では、信用余力3000万でも余力不足になる場合がありました苦笑

そのため、私自身は当時、

「当日に仕掛けラインに近くなった銘柄のみに発注するようにすれば、余力をだいぶ節約できるのではないか?」

という読みをもとに、自動売買ツールを作ったわけです汗

とはいいつつも、この(3)のカスタマイズで、実際のところはだいぶ私の個人用戦略の方式に近づきます。

…といろいろ書かせていただきましたが、

正直なところ、まったくおすすめできるカスタマイズ方法ではありません汗

といいますのも、まったく総資金を考慮した運用方法ではないためですね〜苦笑

そのため、あくまでご興味がある方に手法をお伝えする目的のみの記事、

とお考えください苦笑

トレシズの「カスタマイズ方法」の記事

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