売り戦略における空売れない銘柄
売り戦略ではどうしてもといいますか、
空売り、つまりは信用新規売ができない銘柄へのシグナルが出る場合があるのはどうしても避けられないことです。
売り戦略におきましては売買対象を貸借銘柄に限定していますが、
この貸借銘柄の中でも、
日々証券会社などによって売り規制が行われてしまうためですね〜苦笑
これは非常にもどかしいところではありますが、
根本とも言える部分なので避けられないというのが実情です。
空売りができる銘柄を増やす方法としましては、
(1)売り戦略の売買対象を東証一部に限定する
(2)どちらかというと日足の安値〜中間圏あたりの銘柄を狙うようにする
(3)最も強力なのは、やはりといいますか最適分散投資側の「仕掛け禁止銘柄設定」で、手動で空売れない銘柄を除外すること
という感じかもしれませんね〜。
まず、(1)の東証一部は新興に比べますとやはり空売れる銘柄数は多いですので1つの手です。
次に(2)ですが、個人的な経験上では、
日足チャートの上の方にいる銘柄よりは、下の方にいる銘柄の方が空売れる銘柄が多いです。
そのためですが、売り戦略のうち1つはコキュートス_トレイル(S)のような安値圏を狙う売り戦略を使うというのが1つの手で、
もしくは、カスタマイズにより高値圏シグナルを減らすのも場合によっては有効な場合があります。
高値圏シグナルを減らすカスタマイズ方法として考えられますのは、
・移動平均乖離率(終値)(25日)が○%より小さい(○は0〜50など)
・過去5日間に終値が期間高値(高値)(100日)(1日前)より大きい日が1日以上存在しない
などが代表的かもしれません。
とはいえ、個人的には
「ポートフォリオには利益発生時期と損失発生時期が異なる戦略を組み合わせた方がいい」
と思っておりますので、
ポートフォリオが安値圏を狙う売り戦略ばかりになるのは困りものだと思っております苦笑
そのためですが、高値圏を狙う売り戦略も必要なのではないか、
とは考えていたりしますね〜。
そして(3)ですが、
手間ではあるのですがこの最適分散投資側の「仕掛け禁止銘柄設定」で、手動で空売れない銘柄を除外するのが最も確実です汗
どうしても売れる銘柄へのシグナルを出したい場合には、
手間ですが
・シグナルを抽出
↓
・証券会社で空売れるかどうかを確認
↓
・空売れない銘柄は仕掛け禁止銘柄設定に登録した上で、再度シグナルを抽出
といった行程になります苦笑
なお、この空売れない銘柄は証券会社によって異なる場合があります。
そのためですが、もし複数の証券会社の口座をお持ちの方の場合には、
念のため各証券会社で空売れるかどうかチェックするのも手かもしれませんね〜。
個人的にはこの空売れない銘柄へのシグナルが出ることは必ずしもデメリットだけではないと考えておりまして、
「上昇トレンドでは、売りの約定数を減らすことができるため便利」
とは考えていたりします。
個人的には、最近以下のようなイメージでやっています。
・ジャスダックインデックスが25日線上の場合
→空売れない銘柄へのシグナルは除外しない(つまり、シグナル数を減らしています。)
・ジャスダックインデックスが25日線下の場合
→日経平均が相当安寄りした日以外に限り、仕掛け禁止銘柄設定で空売れない銘柄を登録する(つまり、シグナル数を増やしています。)
売りでは日経平均が−400円など安寄りした日には結構食らう場合があります汗
これは要するに、買い戦略が寄り天を苦手とするのと一緒ですね苦笑
そのためですが、普通の推移をしている日に限り、手動でシグナルを全て売れる銘柄にするというのも手なのかもしれません。
と、いろいろ書かせていただきましたが、
あくまで個人的な考えであり、必ずしも正しいものではありません汗
あくまで1つの考え方としてとらえていただければ幸いです苦笑
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