(20)先日シグナルが発生した銘柄が、取引一覧に入っていない場合があります。
今日は、ご依頼をいただきましたのでよくあるご質問と回答シリーズです。
罠シリーズといい勝負の数になってきましたが、過去の連載を予定していたシリーズはどこへ行ってしまったのかという感じもしていますね〜(コラ
そろそろ過去記事も見直させていただきます汗
■先日シグナルが発生した銘柄が、取引一覧に入っていない場合があります。
これは最もよくあるのは仕掛け方法が「寄指」の戦略の場合が多いと思いますね〜。
「寄指」のシグナルなのに、「成行」や「終日指値」(これが最も多いと思います)にしてしまった際に起きる現象というのが一番多いと考えられます。
たとえば、イザナミにおける夜の検証で、買い戦略で銘柄Aに翌日寄指100円で買いのシグナルが出ていたとします。
翌日の銘柄Aの動きは以下のような感じだったとします。
始値:101円
高値:110円
安値:95円
終値:108円
この際に、寄指での買いは基本的に「指値>始値」の場合に約定する形になりますので、上記例ですと「指値<始値」なので約定しない形になります。(指値=始値の際に約定する場合も時々あります。)
・買い:成行の場合→101円で約定
・買い:終日指値(100円)の場合→100円で約定
・買い:寄指(100円)の場合→約定しない
そのため、上記例の場合、イザナミの取引一覧に銘柄Aが入らないのが正常な動きとなります。
売りの場合には真逆となりまして、
たとえば売り戦略で銘柄Aに翌日寄指100円で売りのシグナルが出ていたとします。
始値:99円
高値:110円
安値:95円
終値:108円
この際に、寄指での売りは基本的に「指値<始値」の場合に約定する形になりますので、上記例ですと「指値>始値」なので約定しない形になります。(指値=始値の際に約定する場合も時々あります。)
・売り:成行の場合→99円で約定
・売り:終日指値(100円)の場合→100円で約定
・売り:寄指(100円)の場合→約定しない
そのため、先日シグナルが発生した銘柄が取引一覧に入っていない場合等には、まず最初に「その戦略が寄指かどうか」をご確認いただくのがいいと思いますね〜。
最適分散投資後の「結果概要表示」の「最終日シグナル」で、「指値」の値が表示されていれば指値か寄指、逆指値のいずれかです。
指値の値が表示されていなければ成行です。
後は、仕掛け条件や説明書をご確認いただくのがいいと思いますね〜。
・仕掛け条件の執行が「翌日寄付」となっていれば→成行
・仕掛け条件の執行が「翌日指値(寄付)」となっていれば→寄指
・仕掛け条件の執行が「翌日指値(終日)」となっていれば→終日指値
・仕掛け条件の執行が「翌日逆指(終日)」となっていれば→逆指値
寄指と終日指値は紛らわしいのでご注意ください汗
あと、わらしべなどのように、相場に応じて仕掛け方法を切り替えるタイプの戦略もあります。
説明書をご覧いただくのが一番確実ですが、
最適分散投資後の「結果概要表示」の「最終日シグナル」で、「指値」が表示されているかどうかで判別可能だと思いますね〜。
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