システムトレードブログ

トレンド判定フィルターの使い方

トレシズシストレのテクニック

今日はトレンド判定フィルターの使い方について書かせていただこうと思います。

これはあくまで私の場合というだけですが、

個人的に使うとしましたら、以下の2通りの使い方があると思っています。

■(A)トレンドによって使う戦略を変えたり、ロットを変える

コキュートス(L)に同梱されているトレンド判定フィルターに同梱されている「一括判定.str」でバックテスト検証しますと、

あくまでこのトレンド判定フィルターによる現在のトレンドが分かります。

・上昇トレンド
・ボックストレンド
・下落トレンド

の3つですね〜。

そして、日々このトレンドを判定し、

使う戦略を選択するような手法が1つとして考えられると思います。

たとえば、

「下落トレンドでは高値圏ブレイクアウト系買い戦略は停止する」
「上昇トレンドでは売り戦略は停止する」

などですね〜。

個人的にもしトレンド判定フィルターを使うとしましたらこの(A)の使い方をするだろうとは思っておりまして、

この場合には特に既存戦略等をいじる必要はないので楽です笑

■(B)既存戦略にシグナル判定フィルターを埋め込む

たとえば、

「この戦略は上昇トレンドと判定された期間だけシグナルを出したい」
「各戦略の各トレンドにおける成績を調べたい」

という場合もあるかもしれません。

こちらではこのやり方について解説させていただきます。

上記のように

「この戦略は上昇トレンドと判定された期間だけシグナルを出したい」

という事例の手順ですと以下のようになります。

(1)まずはバックテスト画面で、「設定の読み込み(ファイル)」で既存戦略を読み込んでおきます。(下の画像の例では、前日比率が−10%以下だったら買いというシンプルなルールです。)
 ↓
(2)「オプション」をクリックし、「複数の売買ルールを作る」にチェックが入っていない場合にはチェックを入れます。
 ↓
(3)キーボードのCtrlキーを押しながら「設定の読み込み(ファイル)」をクリックし、トレンド判定フィルターの「上昇トレンド判定.str」を追加読み込みします。これは要するに複数売買ルールを作る時と同じ手法です。
 ↓
(4)上昇トレンド判定.strの仕掛け条件を全てコピーし、既存戦略の仕掛け条件に貼り付けます。既存戦略の仕掛け条件全体を右にずらしておき、スペースに上昇トレンド判定.strの仕掛け条件を入れて【青→】でつなげる感じですね。
ここは説明が難しいので、画像を見てもらったほうが分かりやすいと思います苦笑
 ↓
(5)これで、「上昇トレンドと判定された場合のみシグナルを出す戦略」が完成です。
デスクトップなど分かりやすい場所に、名前を付けて保存しておくといいと思います。
あとは通常の戦略と同様、バックテスト+最適分散投資でシグナルを抽出できます。
この場合の例ですと、
上昇トレンドと判定されなかった場合にはシグナルは出ないようになりますのでご注意ください。

なお、2番目の画像のように、上記(4)におきまして

【青→】を【赤→】に変更しますと、

「上昇トレンドでない場合にはシグナルを出す」

といった意味合いに変更することができますので便利です笑

トレンド判定フィルターの使い方(1)

トレンド判定フィルターの使い方(2)

トレシズの「シストレのテクニック」の記事

前々記事:損切りを入れた場合の有効性を語る
前の記事:トレンド判定フィルターについて語る
今の記事:トレンド判定フィルターの使い方
次の記事:分足スイングの法則
次々記事:ブレイクアウト系買い戦略において、分足高値上抜きで仕掛ける手法

おすすめ記事

ブレイクアウト銘柄数が便利です。

今の相場が強いか?弱いか?を判断する方法はたくさんあると思いますが、個人的な好…

フィルターを強化する

シストレで勝っている方の中には、「自分なりの独自フィルターを持っている」場合が…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る