順張り戦略…手応えを感じたのは押し目系でした。
ここしばらくずっと順張り買い戦略の検証を5通りほど同時進行で進めていたのですが、一番手応えを感じたのはパターン5の「押し目系戦略(相場判定フィルターなし)」でした。
この押し目系戦略は、
「売買対象を上昇トレンドに入っている銘柄に限定し、該当銘柄が下に押した瞬間に仕掛ける」
というもので、今のような相場はもちろん、2005年などのような相場に一番向いたタイプの順張りと逆張りの両方の特性を備えた戦略です。
押し目系というとリミットスコープがありますが、今回の押し目系戦略はリミットスコープとはまったく仕掛ける銘柄が異なる他、より一層上昇トレンド向けにしたものです。
個人的なニーズ上、まさにこの12月のような相場でシグナルが最も多く発生するようなタイプの戦略が必要だと感じていたのですが、
・現在の成績やシグナル数の多さ
・DDの低さや、下落トレンドへの順応度の高さ
が、他に検証を続けていたブレイクアウト系の戦略や移動平均2本を使った順張り戦略などに比べて突出していたため、今回は押し目で行こうかと思っています。
この戦略もまた「グランビルの法則」にある程度従ったもので、
私の好きな相場格言や法則である
・待つも相場
・グランビルの法則
に関してはもはや別格、という感じですね笑
実際ゴールデンクロスや一目均衡表雲上抜けなどといった有名な買いポイントはたいてい機能しないのに対し、グランビルの法則はシステムトレード上でも非常に機能します。
もし戦略開発にお悩みの方がいらっしゃいましたら、一度グランビルの法則に従った戦略を試されるのもいいのではないかな、と思いますね〜。
「トレンドに従った売買ルールを作る」
というテーマはトミーさんの先端システムトレード研究室(http://www.systr-lab.com/)にもよく掲載されておりまして私自身も一愛読者なのですが、
・トレンドに従う
・あるいは、トレンド的な考え方に基づく
という事は、将来的に機能する戦略を開発するためには必須事項だと思います。
押し目系戦略の方ですが、もうちょっと検証は続けてみたいと思っていますが、ある程度形になりましたらブログに書かせていただきますね。
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