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順張り買いの資金管理テクニック(1)

トレシズ資金管理方法

よくブログでは、

「順張り買いでは特に、TOPIXまたはジャスダックインデックスが25日線下ではシグナルを出さない戦略を設けるのも手」

といった点をよく書かせていただいております。

ただ、この方法の場合、

25日線下で一切シグナルが出なくなってしまうため、

もどかしい場合もあるかもしれません苦笑

…これは、私自身がそう感じることもよくあります(コラ

そこで別なテクニックとしましては、

「TOPIXまたはジャスダックインデックスが25日線下の場合にはロットを落とす」

といった方法もあります。

■設定方法

(1)まずは相場情報で、「ジャスダックインデックス25日線上」という名前の相場情報を作成
・株価の低い場合は集計しない〜売買代金の少ない場合は集計しないのチェックは全て外す
・対象銘柄はジャスダックインデックス(またはTOPIX)
・仕掛け条件は、
移動平均乖離率(終値)(25日)が0より大きい→(青)集計
 ↓
(2)これでバックテストファイルの設定は完了で、後はバックテスト後最適分散投資ファイルの設定です。
・オプションで、複数の資金設定を使う・仕掛け条件を使うの2つにチェックを入れる
・複数資金設定にて、2個の資金設定を用意
・上の資金設定には、仕掛け条件設定に、「ジャスダックインデックス25日線上(集計した銘柄数)が1と同じと入力」
・下の資金設定には、仕掛け条件設定に、「ジャスダックインデックス25日線上(集計した銘柄数)が0と同じと入力
 ↓
(3)あとは各資金設定の1銘柄投入額などの入力ですが、
私の場合ですとこの設定の場合ですと、1銘柄投入額は円でなく%で設定する場合が多いです。
たとえばですが、
・設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
・指定投入額:20%
・上限:25%
・下限:5%
などですね〜。
 ↓
(4)最後に、上の資金設定の個別投入資金は100%、下の資金設定の個別投入資金は50%などにして設定完了です。

上記はどういう意味の設定なのかといいますと、

・ジャスダックインデックスが25日線上の場合は普通のロットのシグナルを出す
・ジャスダックインデックスが25日線下の場合は、資金も1銘柄投入額も半分にする

という感じです。

ジャスダックインデックスが25日線下の場合は50%をキャッシュで持っておき、

かつ1銘柄投入額も自動的に半分になるという、

結構使える設定です笑

順張り買いでは多くの場合、

上記のように25日線下でロットを落としても、極端には通算利益率が落ちなかったりします。

もちろんこれは戦略にもよりますが、

多くの順張り買いの場合、

「ジャスダックインデックスまたはTOPIXが25日線上の方が、25日線下の場合より期待値が高い場合が多いため」

とは言えるかもしれませんね〜。

上記手法は、

シグナルがないもどかしさを減らせて、

かつたとえばリーマンショックのような相場では自動的に投入額が半分になり、

食らう額が抑えられやすいという意味では、

結構便利な設定ではないかと思いますね〜。

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