逆張り買いの仕掛け位置の深さ
個人的によく、
「逆張り買いの深さ」
という言葉を使わせていただいてはいるのですが、
これは結構誤解を生みやすいところかもしれませんので、
詳細に書かせていただきます苦笑
たとえばですが、
終日指値戦略で、
前日終値−5%で買いを仕掛ける戦略があったとしまして、
これを
前日終値−8%で買いを仕掛けるようにする、
これはこれで1つの仕掛けを深くする手法です。
上記は、
ボラがある相場などでDDを抑えるには1つの手で、
「特に、暴落中に仕掛ける戦略などでは有効」
と考えられます。
ただ重要なのは、
「これが全てではない」
ということですね(ぇ
たとえばですが、
「仕掛け日数を遅らせる」
という考え方もあります。
これはどういうことかといいますと、
(1)まずは、前日比−10%など下がった銘柄を監視対象銘柄にする
↓
(2)その銘柄が、さらに−5%下がったら、仕掛ける
などといったイメージですね。
指値位置を深くする方法は、
どちらかといいますと(1)で仕掛ける感じです。
ただ一方、
(1)では反発せず、
(2)の段階で反発する場合も結構多いですので、
後者は(1)では仕掛けないで(2)で仕掛ける形です。
これはこれで、
仕掛け位置が深くなっている感じですね。
こういった感じで、
「日数的な観点で仕掛けを遅らせる」
という手法も、
逆張り買いの仕掛け位置を深くすることと同義と考えていたりしますね〜。
(1)の手法は、
先日の10月11日のような暴落では取りやすいですが、
それ以外のリバウンド相場では取りにくくなります。
といいますのも、
…指値位置が下すぎるためですね苦笑
リバウンド相場では、
株価がそこまでは落ちませんので、
約定率が著しく低くなりがちです。
なので、
リバウンド相場では(2)のような方法で取ることを目指す、
という手が考えられます。
このあたりをトータル的に含めたのが、
「逆張り買いの仕掛け位置の深さ」
としてとらえております汗
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