システムトレードブログ

ポートフォリオのリスク計算方法(1)

トレシズポートフォリオ

日経がようやく順調に上昇してきましたね〜。

こんなときだからこそ逆に5/23の暴落の教訓を思い出し、

「暴落を想定した場合、現在のポートフォリオではどの程度リスクをとれるのか?」

というテーマでちょっと研究をしてみました笑

まず、お恥ずかしい内容ではありますが、以下が5/22〜23の私のトレード日記側の状況でした苦笑

5/22の持ち越し状況
ゴッドブレス2(複利:個人用): 14銘柄持ち越し
オーバーナイトブレイク(複利:個人用): 6銘柄持ち越し(10万ほど含み損)
 ↓
5/23の株システムトレード結果
ヒノカグ【上方ブレイク】(複利:個人用): ±0円
ヒノカグ【上方ブレイク】(スイング)(複利:個人用): −25,000円
ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】(複利:個人用): +53,000円
ゴッドブレス2:(複利:個人用): −278,000円
オーバーナイトブレイク(複利:個人用): −100,000円
分足システムトレード: ±0円
5/23の収支: −350,000円

まず、暴落の前日である5/22に含み損が−10万といった感じだったわけですね。

そして、例によってIFD注文で「買いの場合、前日安値を下回ったら逆指値で損切り」という設定を入れておりまして、

5/23の大引け近辺には全ての買い保有が損切られ、ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】の売り玉のみになっていました。

ここで重要なのは「当日どれだけ買い玉を保有していたか?」という点ですが、

ゴッドブレス2の当時の1銘柄投入額は20万円ほどでしたので、

スイングしていた買いの総額は280万ほどです。

そして5/23当日ですが、

ゴッドブレス2の保有銘柄の半分は当日寄りで手仕舞いでしたので、寄り時点での保有は140万ほどだったと思います。

ただこの日はたちが悪いことに先物が16,000円にタッチするかしないかというほど場中に上昇しましたので、

ゴッドブレス2はもとより、ヒノカグ【上方ブレイク】(スイング)でも約定がありまして、

買い保有の総額はおそらく400万ほどだったと思います苦笑

そして急落となるわけですが、ゴッドブレス2の持ち越し分140万は早めの損切りとなるため被害は小さいので−5万ほど、

つまり当日の仕掛け分の約300万に対する−25万というのが、当日発生した買いの実質的な損失というわけですね〜。

当日の買い保有量に対して8%のDDが発生しているわけです。

そして5/23の日経平均はといいますと、

高値15942.60円→終値14483.98円(高値から−9.2%下落)

ということになりますので、

おおよそ日経平均の下落幅と大差ない感じにはなっているということですね〜苦笑

一方震災時の例ということで2011/3/15の場合ですと、

高値9441.66円→終値8605.15円(高値から−8.9%下落)

といった感じで、

…実は5/23の方が幅は大きいんですね苦笑

とはいえ、震災時は日経8000円を割り込みそうな勢いだったので、

こちらの場合でも私のポートフォリオですと全て損切りに引っかかるため5/23とほぼ同じような結果になると読みますが苦笑

また、震災時は寄りからストップ安張り付き銘柄が多かったため、恐怖でいいますと5/23をはるかに超えたレベルでしたが滝汗

そして、買い保有分から売り玉の割合分のDDが軽減されるというイメージでしょうか。

前置きが長くなりましたが、

買いで食らう局面は主に2つあり、

(A)2013/5/23のような大陰線
(B)2011/3/14のような翌日大幅ギャップダウン

といった感じかもしれません。

そして1つ言えることは、

「こういった急落局面では、(買い保有総額−売り保有総額)×日経平均の下落幅分のDDが発生する可能性がある」

という点でしょうか。

個人的な2013/5/23の状況でいいますと、

買い保有総額:400万
売り保有総額:100万
日経平均の下落幅:−9.2%

ということで、

(400−100)×0.092=27.6万のDD

というイメージでしょうか。

これは買いで食らう局面のAの場合でもBの場合でも極端な差はないとみますが、

正直場中に損切りする暇がある2013/5/23のようなAに比べますと、

ギャップダウンを防ぎようがない2011/3/14のようなBの方がたちが悪いとは言えるかもしれません苦笑

上記から考察されることとしましては、

買いにおける急落局面では、

「おおよそ(買い保有総額−売り保有総額)の10%は最低でも食らう可能性がある」

という点でしょうか汗

私の場合ですと、

「上昇トレンドの崩れの際に50万ほどのDDで済めばいいな」

という想定でしたので、

「上昇トレンドでは常に、(買い保有総額−売り保有総額)を500万以下にすればいい」

という結論に到達するわけですね〜。

下落トレンドでは買いメインなのか売りメインなのかによっても変わりますが、

買いメインの場合は上記と同じで、

売りメインの場合ですと、

「(売り保有総額−買い保有総額)を500万以下にすればいい」

ということになります。

上記は私の場合ですが、

・短期的な暴落時の許容DD
・買い戦略と売り戦略のバランス

がある程度決まっていれば、暴落時に発生するDDをある程度は想定することが可能だと思っていますね〜。

ただ、もちろんある程度という範囲であり、

もっと衝撃的な未知の相場があるとは思っておいて間違いないとは思いますので、

リスクは上げすぎないというのがやはり基本になってくるのかもしれない、とは思っていますね〜苦笑

なお、今は個人的にトレード日記側のリスクを計算しているのですが、

トレード日記のポートフォリオは逆に、

「リスクを抑えすぎている」

感があるような気がしています(ぇ

もしかしたらですが、

・ヒノカグ【上方ブレイク】(デイトレード版)
・ヒノカグ【リフレクト】(デイトレード版)
・新ヒノカグ買い戦略(デイトレード版)
・ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】(デイトレード版)

のロットを上げるかもしれませんが、

このあたりはこれからじっくりと検証してみたいですね〜笑

トレシズの「ポートフォリオ」の記事

前々記事:戦略同士の足の引っ張り合い?
前の記事:逆指値と成行のバランス
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