多元複利運用の根本(10)
個人的な多元複利運用の手法では、
シグナル出しの際は複数売買ルールを使わずに、戦略1個1個検証する形です。
これは結構面倒なのですが苦笑、
ただやはり
買い戦略A: 150万→180万
買い戦略B: 150万→130万
のようになっていた場合、
個人的には調子がいい買い戦略Aの方にロットを張りたいと考えます。
買い戦略Bの方は調子が謎なので、下手したらDDがもっと大きくなる懸念がありますので、
できれば投入額を抑えたいところです苦笑
そのため、こういった際には戦略を個別に検証した方がいい、ということですね〜。
ただ一応、複数売買ルールも作成はしておき、
両方を合算した際に
・資産曲線が滑らかかどうか
・利益発生時期と損失発生時期が異なるかどうか?(それぞれの戦略がどういう相場を得意とするっぽいか?)
という項目はチェックしております。
たとえばゴッドブレス2でも何でもいいのですが、
銘柄分散数をたとえば8銘柄→4銘柄など、
銘柄分散数を減らして集中投資型にカスタマイズしますと、
たいていの場合は過去の資産曲線が荒くなり、
また最大DDも大きくなる場合が多いと思います。
ただその一方で、過去の通算利益率は大きくなる場合も多いですが苦笑
「集中投資型にすると荒くなるから避けたい」
というスタイルも1つだと思います。
その一方で、私は最近どう考えているかといいますと、
「運用戦略数が多い場合には各戦略を集中投資型にして全然問題ない」
と考えております(コラ
といいますのも、
たとえば1戦略あたり2銘柄分散という超集中投資型の戦略にしたとしましても、
もし運用戦略数が10戦略ありましたら、
総資金に対する銘柄分散数は20銘柄分散になります。
個人的なマイルールの5%ルールですと、
「20銘柄分散=総資金に対して1銘柄投入額は5%」
ということになりますので、
上記のように戦略数が多い場合には、集中投資型にカスタマイズするのもありではないか?
とは考えていたりしますね〜。
…もちろん、レバレッジはなしの場合のお話ですが汗
最近の私のトレード日記側のポートフォリオでは実はレバレッジは全くかけていません(ぇ
上方ブレイクやブースター、コキュートスやONBなど、全て総資金の範囲内におさまるシグナルに抑えています。
唯一の例外がゴッドブレス2でして、
この戦略だけはシグナル全てに仕掛けているため、シグナル数(正確には約定数)が多い時にはレバレッジがかかりますが苦笑
…そのへんはさておき笑
たとえばどんな戦略でも、1銘柄投入額を50%にして2銘柄分散にしますと、
おそらく過去の資産曲線は相当荒くなるとは思います苦笑
下手するとガタガタになるものもあるとは思いますね〜。
この際に私はどう考えるかといいますと、
「複数売買ルールにおける合算した資産曲線がきれいであれば、1戦略単位が荒くても問題ないのではないか?」
「こういうカスタマイズをする場合には、できれば買いと売りが両方欲しい」
「ただし、1戦略単位で集中投資型にするにしても、1銘柄に投入する額は総資金に対して5%以内になるようにする」
といった感じかもしれません。
現在のトレード日記側でも1戦略あたり5銘柄分散(1銘柄投入額20%)となかなか分散数を減らしていますが、
運用戦略数が多い場合、1戦略あたりではある程度は集中投資型にしないと効率が悪いのかもしれない、とは考えていたりしますね〜。
…トレード日記側では5銘柄分散にしてからあまり結果が出ていませんが(コラ
ただ上記のような感じで、
「1戦略単位ではなく、総資金や運用戦略数などを踏まえた上で各戦略の銘柄分散数を決める」
というのも有効な手段だとは考えていたりしますね〜。
■個人的なシステムトレードの位置付け
http://ameblo.jp/gine-diver/entry-11648530259.html
最近相互リンクさせていただいたごず様のブログで大変参考になる記事が掲載されています。
↓以下引用です。
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「他人の褌で相撲を取る」ということわざがありますが、システムトレードは「自分の褌で他人(システム)に相撲を取らせる」というのがシックリきます。
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たとえDD中であったとしても悪いのはシステムであって自分ではない(失礼^^;)という考え方ですので、大きなストレスはないですね。
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これは正直なところ言いえて妙だと思います笑
特に、システムトレードは自分の判断なしに行うこともできますため、
人にもよりますが裁量よりは精神的負荷を軽減できる場合がある手法かもしれません。
裁量ですと負けた際に自分を責めてしまいがちですが、
シストレの場合にはシステムの機械的な判断のせいにできますため(コラ、
ある意味精神的な負担を軽減できる部分はあるのかもしれないですね〜。
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