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複数売買ルールの戦略の優先順

トレシズ複数売買ルール

今日は複数売買ルールを使った際の戦略の優先順について書かせていただきたいと思います。

これはどういうことかといいますと、たとえば複数売買ルールの最適分散投資ファイル側で、

・ヒノカグ【上方ブレイク】
・ヒノカグ【ブースター】

という順番になっていた場合ですと、

最適分散投資ファイルの設定にもよるのですが、

一般的なプレーンな設定の場合ですとヒノカグ【上方ブレイク】のシグナルの方が優先されます。

具体的には、各戦略を個別に検証した場合、

・ヒノカグ【上方ブレイク】
銘柄A(仕掛け)
銘柄B(仕掛け)
銘柄C(仕掛け)
銘柄D(余力不足)

・ヒノカグ【ブースター】
銘柄B(仕掛け)
銘柄C(仕掛け)
銘柄D(仕掛け)
銘柄E(余力不足)
銘柄F(余力不足)

といった感じだった場合、

ヒノカグ【上方ブレイク】とヒノカグ【ブースター】を統合した複数売買ルール(同一銘柄シグナルを除外する設定の場合)では、

銘柄A(仕掛け)(ヒノカグ【上方ブレイク】)
銘柄B(仕掛け)(ヒノカグ【上方ブレイク】)
銘柄C(仕掛け)(ヒノカグ【上方ブレイク】)
銘柄D(仕掛け)(ヒノカグ【ブースター】)
銘柄E(仕掛け)(ヒノカグ【ブースター】)
銘柄F(仕掛け)(ヒノカグ【ブースター】)

といった感じのシグナルになります。

上記で明確な点としましては、

ヒノカグ【ブースター】が、個別に検証した場合とシグナル銘柄が変わっている、という点でしょうか。

これはもちろん重複したシグナルを除外する設定ですので当然といえば当然ですが、

こういった感じで、複数売買ルールを使いますと、優先度が低い戦略ほど優先順下位を引く場合がある、

というのが面白いところだと思っていますね〜。

これはプラスなのか?マイナスなのか?

といいますと、個人的にはどちらとも言えないと思っております(ぇ

ただ、

・同一銘柄にシグナルが重複しない=1銘柄のリスクを抑えることができる
・また、上記ヒノカグ【ブースター】の場合ですと、個別に検証した場合とはシグナル銘柄が変わるため、また違った効果がある可能性がある

という点はプラス材料とは言えるかもしれませんね〜。

私の場合ですと、トレード日記側の成績確認用の複数売買ルールの戦略順は、以下のようになっています。

ゴッドブレス2(複利:個人用)
オーバーナイトブレイク(複利:個人用)
ヒノカグ【上方ブレイク】(複利:個人用)
ヒノカグ【ブースター】(複利:個人用)
ヒノカグ【リフレクト】(複利:個人用)
コキュートス(L)(複利:個人用)
ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】(複利:個人用)
コキュートス(S)(複利:個人用)
コキュートス_トレイル(S)(複利:個人用)

私の場合ですと複数売買ルールを使わずに、各戦略個別にシグナルを抽出しているためあまり関係ないところもあるのですが、

ゴッドブレス2とオーバーナイトブレイクを最優先しております。

これは単に、全シグナル銘柄に仕掛けているためですね〜苦笑

次に優先度が高いのがヒノカグ【上方ブレイク】となっており、

ヒノカグ【上方ブレイク】とヒノカグ【ブースター】とでシグナルが重複しましたら、

ヒノカグ【上方ブレイク】のシグナルとして扱うようにしています。

時々ですが、

「複数売買ルールの戦略の順番はどのように決めたらいいですか?」

といったご質問をいただく場合があります。

このあたりは複数売買ルールの設定にもよりまして、非常に難しいところではあるのですが、

「基本は、個人的な信頼度の高い戦略を上にする」

というのが無難なスタイルではないか、と考えております。

トレシズの「複数売買ルール」の記事

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