(42)逆指値戦略で、たまに値幅制限上限を超えるシグナルが出る場合があります。
最近はユーザー様からおすすめいただきましたリトルバスターズと、ひぐらしなどを再度見ております。
たまには息抜きも必要ですね〜笑
今日はよくあるご質問と回答シリーズです。
■逆指値戦略で、たまに値幅制限上限を超えるシグナルが出る場合があります。
これはヒノカグ【ブースター】などで、
翌日の値幅制限上限が1000円なのにも関わらず、翌日の仕掛けシグナルが
「1020円以上になったら成行で買いという逆指値」
になってしまうような事例ですね〜。
こういった際に、ユーザー様側では
「あれ、値幅制限上限を超えたシグナルが出ている。これは操作方法を誤ったかな?」
と思ってしまいがちだとは思いますが、
これは操作方法が間違っているというわけではなく、仕様です苦笑
逆指値を使った買い戦略の組み方には二通りありまして、
(A)翌日のシグナルをほぼ全て値幅制限以内におさまる銘柄に限定する手法
(B)翌日のシグナルの値幅制限を考慮しない手法
といったものがあります。
ヒノカグ【上方ブレイク】はシグナル数重視ですので(A)の手法を採用しております。
一方、ヒノカグ【ブースター】では(B)の手法を採用しております。
「なんで翌日のシグナルの値幅制限を考慮しないの?」
というツッコミをいただきそうですが苦笑
このあたりについて解説させていただきますと、
まずヒノカグ【ブースター】はヒノカグ【上方ブレイク】との相性を考慮して開発した戦略ですので、
両方とも同じ特性になっても難があります。
そのため、ヒノカグ【上方ブレイク】では直近の暴騰銘柄にもどんどんシグナルが出る一方、
ヒノカグ【ブースター】はもう少し落ち着いた動きの銘柄を狙うようなイメージです。
また次に考慮しておりますのが「DD発生時期」で、
順張り買い戦略はやはり寄り天に弱いと考えられます。
ヒノカグ【上方ブレイク】は結果的に寄り天だったとしてもどんどん約定させる戦略ではありますので、
ヒノカグ【ブースター】も同じような戦略だったとしますと、
寄り天時のDDは相乗効果でえらいことになります汗
そのためヒノカグ【ブースター】では寄りよりは場中のブレイクを狙うようなロジックにしてあるわけですが、
「(B)翌日のシグナルの値幅制限を考慮しない手法」
にしている点も、ある程度ではありますがヒノカグ【上方ブレイク】とDD発生時期をずらす役割を担っています。
といいますのも、たとえば
「翌日の値幅制限上限が1000円なのにも関わらず、翌日の仕掛けシグナルが1020円以上になったら成行で買いという逆指値」」
だったとしましたら当然その銘柄には仕掛けられませんよね苦笑
つまり、結果的にその銘柄への1銘柄投入額分は、現金で寝かせておくというようなイメージとなります。
これはある意味時間分散の働きも担っておりまして、
特に下落トレンド等では買いはかなり不利ですので、
ポートフォリオ内が約定率が高すぎる買いばかりですとDDも結構むごいものになる可能性があります苦笑
ブースターでは特に、こういった苦手とする地合での約定率を落とすため、といった目的でもBの手法を採用している感じですね〜。
こういった観点から考えましても、個人的には
「シグナル数や約定率が高い戦略が絶対正しいというわけではない」
と考えております(ぇ
やはりといいますか、その戦略の得意とする相場でシグナルが出ればいいとは考えていたりしますね笑
また、翌日の仕掛けシグナルの指値が値幅制限上限よりもだいぶ上になってしまうということは、
「その銘柄はブレイクまで遠い=まだ仕掛け時ではない」
とも考えられます。
空振りシグナルがあった場合には上記のように考えられるかもしれませんね〜。
以上のような点から、
「値幅制限を超えるシグナルが出る場合があるのは、操作ミスではなく仕様」
とお考えいただければと思います苦笑
とはいいつつも、
「やっはり毎日ほぼすべてのシグナルに仕掛けたい!」
といった感じで、約定率を重視される方もいらっしゃるかもしれません。
そういった場合には、以下のような感じにします。
・仕掛け方法が、「翌日逆指(終日)(期間高値(50日)で買いを仕掛ける)」の場合
↓
・仕掛け条件に「値幅制限上限が期間高値(50日)(+5%)より大きい」といったものを入れる
こうしますと、
翌日に期間高値(50日)を超える可能性のある銘柄のみにシグナル銘柄を限定することができます。
期間高値(50日)の部分は、もし高値を超えたら買いを仕掛けるロジックの場合には高値にしますし、そのストラテジーで使われているものにする必要がある点にご注意ください汗
なお、個人的には中途半端な地合におけるブースターの約定を増やしたくないところがありまして、
上記のような約定率を高めるカスタマイズはしないと思います苦笑
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