(48)ポートフォリオ内の全ての戦略を保有日数が長い戦略のみで構成するのはありなのでしょうか?
昨日は日経平均は冴えない数字ではありましたが、
新興の指数の上昇を受けてか、
いろいろブログを拝見させていただきましても利益を出されたシステムトレーダーが多かったようで何よりですね〜笑
こういった感じで、
「裁量だと厳しそうに見えるものの、システムトレードだと利益を出しやすい地合」
というのもよくあるものだと思っております。
…その逆もまた然りですが(コラ
とはいえ、個人的にも今は2013年初頭を思わせるような動きになってきた感じがしておりますので、
今後の展開が楽しみですね〜笑
今日はよくあるご質問と回答シリーズです。
■先日の記事で、保有日数を長くするとスリッページの影響を減らせるとのことでしたが、たとえばポートフォリオ内の全ての戦略を、そういう保有日数が長い戦略のみで構成するのはありなのでしょうか?
これは先日の逆指値の記事ですね。
・逆指値を語るシリーズ(14)
https://www.torezista.com/blog/blog_1229/
結論から申し上げますと、
「上記のように、保有日数が長い戦略のみで構成するのもありではないか?」
と考えております。
といいますのも、これは
短期投資が好きか?それとも長期投資が好きか?
というお話とも似ているとは思っておりまして、
完全に好みのお話だと考えているためです笑
私自身の好みの話ですと、
私の場合は短期保有の戦略と、比較的長め保有の戦略の両方をポートフォリオに取り入れたいタイプです。
といいますのも、
ポートフォリオが全て長め保有の戦略のみで構成されてしまいますと、
リスク管理が大変なためですね〜苦笑
たとえばですが、総資金が1000万だったとしまして、
長め保有の買い戦略を4つ運用したとします。
こういう形ですと、もちろん資金管理方法にもよりますが、
長め保有前提の戦略ばかりですので、
日々1000万分の銘柄を保有している場合もあるかもしれません。
この際に、暴落が数日間連続で起きたらどうなるか?
という部分を想定しますと、
やはり1000万全力ですので相当食らうのは避けられないかもしれません汗
そのためですが、上記のような例ですと、
たとえば「常に200万ほどは現金で残しておく」といった資金管理方法にしたり、
もしくは各戦略の日々の投入額を30%以下に抑えるなど時間分散を強化するなど、
いろいろ考えるべきことが出てきてしまうんですよね〜苦笑
私の場合ですと、現状のポートフォリオは、
・ヒノカグなどのデイトレード系
・ONB、コキュートスなどの1日オーバーナイト系
・ゴッドブレス2などの長め保有系
と、様々なタイプになっています。
上記は一例ですが、こういう構成ですと、
・ヒノカグはデイトレードなので、そこに投入している資金は引け段階ではキャッシュとして確保できる(全資金に対して、ヒノカグ分は現金余力となる)
・また、1日オーバーナイト系も翌日寄りで離すため、たとえば翌日相当な寄り天相場だった場合に被害を抑えることができる可能性が高い
などといった感じで、
「自動的にリスク管理をしてくれる」
といったイメージになっているとは言えるかもしれませんね〜。
上記のような感じで、仕掛けタイミングや保有日数が異なる戦略を導入していくのは、1つの有効な手法だと考えております。
私の場合ですと日々総資金の50%以上はスイングしたくないタイプですので、
もしすべての戦略を保有日数長めの戦略で構成するとしましたら、
「日々の運用で、総資金に対して何%ぐらい保有している場合が多いか?」
とチェックした上で、
資金管理方法を調整していくことになると思います。
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