単月単位の勝率を上げる
下部に、
私自身が実際にトレード日記側で使っている順張り買い戦略の、
単月検証の両極端な結果をアップしてみます。
上の好調時のグラフの場合はいいですが、
下の不調時のグラフの時には、
「うーん、この戦略で大丈夫なのだろうか?」
と思ってしまいがちですよね苦笑
この戦略の場合、
単月単位での勝率が90%ほどなのですが、
そんな高勝率戦略でも、
「地合の影響は少なからず受ける」
ということですね〜。
「シストレ戦略の場合、運用開始時期の影響がまず間違いなく大きい」
というのが事実だと思います。
シストレ初心者の方の場合特に、
「運用開始直後から成績が悪く、戦略の成績を信頼できない」
という壁にぶつかる場合が多いのではないか?
と推測します。
これは最初はしょうがないことでもあるとは思うのですが、
あくまで私の場合ですと、
上記のような考えはあまり持ちません。
といいますのも、
「シストレは、開始時期の影響が大きい」
と、
今までの経験上嫌というほど感じてきたためです苦笑
なので、
・シストレは開始時期の影響が大きいため、事前にできる対策は打っておく
・また、最低3ヶ月程度は様子を見る
というのが鉄則になっていたりしますね〜。
まずおすすめしたい対策としましては、
「単利運用 単月」
で検証することです。
この検証方法で検証しますと、
最適分散投資結果で、
「単月単位の勝率」
という項目が表示されます。
たとえば勝率70%程度ですと3ヶ月連続の負け越し確率は結構高いですので、
単月単位の勝率の理想は90%以上、
最低目標としては80%程度を目指すようにカスタマイズする、
というのも一案です。
あくまで理論上ですが、
単月単位の勝率が90%であれば、
3ヶ月連続の負け越し確率は0.1%ほどになりますので、
その0.1%を引いてしまったならよっぽど地合が悪いか、
それとも戦略に問題がある、
と認識しやすくなります。
…ただ実際のところは、
相場には連続性がありますので、
上記理論上の数字よりは悪化するのは間違いない、
と思っていたりしますが苦笑
あとは一般論では、買い戦略では
・市場の暴騰時期
・市場の暴落時期の初動
の2か所では結構食らいやすい、
と思っています。
…もちろん、絶対ではないですが苦笑
ただ少なくとも、
2013年5月のような、
市場の暴騰時期の開始は、
事前に避けられる要素ですので、
「その戦略はどういう時期に食らいやすいか?」
という点を単月検証で調べておく、
というのも有効だと思いますね〜。
また、
「複数の戦略を同時期に開始しない」
という時間分散も、
事前に対策できる手法の1つとして有効だと思います。
↓(上)好調時の単月資産推移グラフ (下)不調時の単月資産推移グラフ
前々記事:連敗時はどう考えるか?
前の記事:仕掛け位置は相場の強さによって変わる?
今の記事:単月単位の勝率を上げる
次の記事:損切りを使うか?それとも使わないか?
次々記事:多くの場合、資金管理方法にミスがある?