寄指や指値で約定数が物足りない場合には?
トレシズ戦略でも寄指や指値戦略が数多くありますが、
一般的に寄指や指値戦略の場合、
・前日終値よりも下で指す買いの場合には日経平均が高く始まった地合の場合約定数が減る
・前日終値よりも上で指す売りの場合には日経平均が安く始まった地合の場合約定数が減る
という特性があります。
こういった際に、買いの場合にはNYダウが上げた際には成行、売りの場合にはNYが下げた際には成行にするという技もありますが、
他の手法としては、日中お時間がある方限定ではありますが、
「一定時間に約定したかどうかを確認し、約定していない銘柄は監視対象に加える」
という手法が考えられます。
たとえばですが、以下のような手順です。
(1)前日終値よりも下で指す寄指買い戦略で、9時半の段階で約定銘柄が1つもなかったとします。
↓
(2)その際には、シグナル銘柄を全て監視対象にします。
↓
(3)10時の段階で、その銘柄のおおよその動向が分かってくると思います。この例ですと買い戦略の場合のお話ですので、
A. 寄指戦略で指値よりもマイナス圏にいたらその日は下落する可能性が高いです。
B. 指値よりも上にいて、かつ寄り天気味になっていたら監視対象です。
C. 指値よりも上にいて、普通に上昇していても監視対象です。
(4)上記のような際、基準となるのはやはり当日の高値です。
そのため、A・Bパターンの場合には、当日の高値を超えたら買いを仕掛けるような逆指値を入れるという手があります。
難しいのは押しなしで上げているCパターンですが、この際にも時間を決めて当日の高値を超えたら買いを仕掛けるような逆指値を入れるのがシステムトレード的観点からは手法の1つと考えられます。
私の経験則からですが、裁量で朝9時の寄り付きで仕掛けると結構えらいことになる場合が多いような気がします苦笑
これは相場の動向が見えないうちに仕掛けるためで、その日のある程度の雰囲気をつかんでからのほうが勝率は高まるような気がしていますね〜。
もし裁量でやるとしたら、個人的には最低でも9時10分あたりから仕掛けたいところです笑
上記で10時に判断すると書かせていただいておりますのは、
開始から1時間経過しますと、ある程度相場や銘柄動向がみえてくるためですね〜。
特に、下げている銘柄なら高値、上げている銘柄なら安値がはっきりしてくると思います。
そのため、買い戦略の場合ですと、一定時間に約定していない銘柄を確認し、
約定していない銘柄のみ高値を超えたら仕掛けるような逆指値を入れるというシステムトレードもあると思います。
大事なのは、
・時間を決める
・手仕舞いルールをちゃんと決める(前場引けでもいいですし、大引けでもいいと思います。)
・日々、結果のデータを記録しておく
という点あたりでしょうか。
こういった手法はもちろんイザナミでは検証できませんので、
結果はご自身のフォワードでデータをとって調べる他はありません。
もちろん序盤は資金を投入する必要はないため、
あくまで買ったつもりとして、仕掛け金額や手仕舞い金額などのデータを取るだけで十分だと思いますね〜。
私もよく
「空振った銘柄の方がが結果的に良く上がっている」
ということがありますが苦笑、
大前提として上がる銘柄は基本下がらないので笑、これは当たり前のこととはいえるのかもしれませんね〜。
あと根拠となるのは、
「元々の監視対象銘柄が、過去の検証上では上がりやすい位置にある」
という点がはっきりしている点です。
上記手法はあくまで「運用戦略で空振った銘柄」に限定されるため、
運用戦略シグナルは間違いなく過去の検証上では上がる可能性が高かった箇所とはいえると思います。
そのため、数字的な根拠はある手法とはいえるのかもしれませんね〜。
あとはとにかくルールをしっかりと決め、フォワード成績をしっかりと記録すると、非常に独自色の強い(普通の人には絶対検証できない)システムトレード戦略が出来上がると思います笑
これはある意味、現在私がテスト運用しているオーバーナイトテストに近い手法なのかもしれないですね〜。
>イザナミ画面のキャプチャ方法
ちなみに私の場合ですとPhotoshopです(コラ
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