勝てる戦略へのアプローチ方法(32)
今日は、いままであまり触れてこなかった中長期戦略についてです。
中長期買い戦略はやはりといいますか保有日数が長いので、
上昇トレンドでは成績が良く、
下落トレンドでは成績が悪くなりがちです。
こういった意味では常に勝てる戦略を作るのは非常に難しいとは思っているのですが、
あえてメリットを挙げるとすれば、
・マーケットインパクトの影響は小さい
・スリッページの影響も小さい
・2013年のような超上昇トレンドでは比類なきパワーを発揮する
といった点でしょうか。
個人的に特に大きいと考えられますのが、
マーケットインパクトの要素です。
仕掛けと手仕舞いの一日単位ではもちろんマーケットインパクトは無視できませんが、
中長期戦略は保有日数が長いので勝ちトレードの期待値はかなり大きい場合が多く、
マーケットインパクトにしてもスリッページにしても、
短期戦略よりは緩和されやすい、
とは言えるかもしれません。
そういった意味で、
資金が特に大きい方にも向いているのが中長期戦略、
と考えています。
私が考える中長期戦略の仕掛けどころには二種類ありまして、
(1)超上昇トレンド中
(2)大底だと思われる箇所
といった感じかもしれません。
このうち、
(2)の大底だと思われる箇所を当てるのは、
…非常に難しいと思います苦笑
あえて言えば、
日経平均が3日ぐらいで20%以上下がるようなオーバーシュート時期が1つとして考えられますが、
かなりの待ち体勢になるだろうとは推測されます汗
そのため、
私が主に中長期戦略で狙うのは、
(1)の超上昇トレンド中ですね〜。
超上昇トレンドをどうやって判断するかといいますと、
・日経平均、マザーズ指数ともに25日線上にある
・日経平均、マザーズ指数ともに25日線が上向きである
・日経平均、マザーズ指数ともに25日線>50日線、25日線>75日線
・できれば、日経平均、マザーズ指数が直近250日以上の高値近くにある場合が望ましい
といったイメージでしょうか。
こういった地合は、
もちろん30日ぐらいで下落に転じてしまうダマシもありますが、
2003〜2005年、2012年〜2014年のような上昇トレンドを拾える可能性も多々あります。
ダマシでなければ、
こういう地合では中長期戦略はほぼ確実に取れます笑
とはいえ、
それが長期続く上昇トレンドかどうかは分かりませんので、
私の場合ですと以下の2つの対策を取る場合が多いです。
・手仕舞い方法をトレーリングストップにする(たとえば、終値の最高値から−15%下げた場合や、ストップ安近くまで下がった場合など)
・かつ、日経平均やマザーズ指数が長期の最高値近辺でない場合には、仕掛け(保有)銘柄数を減らす
といった感じですね。
その上昇トレンドがダマシであったとしても、
ダマシということは、短期で終わるトレンドのはずです。
そのため、
仕掛け銘柄数は完全な上昇トレンドよりも減らしてDDを抑えるイメージですね〜。
2013年のような、
長期の高値をブレイクしている地合のみ本気で行く、
という感じです。
私自身の最近の好みとしましては、
「中長期戦略は、完全な上昇トレンドでのみ使う」
というスタイルに行き着いていますね〜。
…ちなみに今の地合は、
どうみても上昇トレンドではないので中長期戦略買い戦略には向きません苦笑
そのため、
私の場合ですと、
今は中長期戦略買い戦略のシグナルは一切出ません。
今のような地合は、
デイトレか1日保有など、
短期戦略に向いているのではないか、
とは思っていたりしますね〜。
なお、私の場合ですと中長期戦略のみ、
カブドットコムを使います。
これは、トレーリングストップ機能があるためです笑
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