システムトレードブログ

場中の損切りは基本入れない方がいい?

ユーザー様からのご質問で、

「当日に損切りを入れたほうがいいのかどうか?」

というご質問をいただく場合が結構あります。

当日の損切りにつきましては私自身結構試しているのですが、

…あまりうまくいった試しがありません汗

一回ダマシ的に下げた後に上がる銘柄も結構ありますし、

そういった銘柄を見ると結構ガッカリしてしまうものです苦笑

もちろん、

「損切り幅をかなり大きくとる」

という手法に関しては、

ノイズにやられることは間違いなく減るでしょうし、

1つの案ではないか?

と思っています。

最近の個人的なスタイルですと、

場中の損切りはあまり使わないかもしれませんね。

場中の損切りではなく、

以下のような方法で対応している場合が多いかもしれません。

・保有日数を短くする
・大きく食らっても極端な損害が出ないような1銘柄投入額にする
・損切りを入れるなら、当日引けか、もしくは前場引け(前場引けの手仕舞いは検証はできませんので、データを蓄積して調べる必要があります。)
・戦略個別に対してではなく、ポートフォリオ全体に対しての損切りルールはあります。

私自身もよく暴落銘柄を引きますが、

1銘柄でかなり食らったとしても、

総資金には極端な影響を与えないロットでやっている場合がほとんどですね〜。

少なくとも、

1銘柄の大ヤラレで総資金の10%以上の影響が出てしまうようなロットは、

…かなり激荒だと思います汗

もちろん、

荒くするということはリスクをとるということですので、

リターンを追求するという方面だけ考えますと、

決して間違いではないとも思われますが汗

私自身は、

1銘柄の大ヤラレでも、

総資金の1〜3%以上の影響はなるべく出さないようなロットを採用する場合が多いですね。

大ヤラレはもちろん嬉しくはないですが苦笑、

とはいえ、

ロットが小さいと比較的客観的に動きを見られるようになるため、

精神衛生上はいいと思っていますね。

シストレ戦略の1トレードあたりの損失は、

基本的にはバックテスト段階の平均損失に近づいていくという考え方ですが、

損失発生時期というのは偏りやすいものなので、

「なるべく想定以上の連敗にも耐えられるようなロットにしておく」

という考え方が、個人的なおすすめかもしれませんね〜。

過去の最多連勝数はどうでもよく、

過去の最多連敗数は要チェックです。

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

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