売買対象を100円以下の銘柄に限定したらどうなるか?
現在の販売戦略の多くは、イザナミ公認売買ルール基準にもある通り、
株価が最低100円以上の銘柄のみを売買対象とする戦略が多いと思います。
私の最近の研究テーマの1つでもあるのですが、ここでもし、
「株価が100円以下の銘柄のみを売買対象としたらどうなるか?」
について考察してみたいと思います。
■メリットとしては、
(1)従来の戦略と、売買対象銘柄が一切かぶらない
→シグナル数が純粋に増えるので、資金効率の向上が見込める
(2)低位株はボラティリティ(変動幅)が大きいため、場合によっては大きなリターンを得ることができる
■デメリットとしては、
(1)ボラティリティ(変動幅)が大きい要因により、場合によっては大きな損失を被る場合がある
(2)低位株はどうしてもファンダメンタル的に問題がある会社が少なくないため、上場廃止などのリスクを伴う場合がある
(3)損切りの際の%が、100円以上の銘柄に比べて大きい場合が多い(損切り幅を100円以上の銘柄のみの場合に比べて大きく想定する必要がある)
などが代表的なものとして考えられると思います。
思いついた限りではなんだかデメリットの方が多くなってしまいましたが…(ぇ
とはいえ、個人的に無視できないなと思っている部分が、
「従来の戦略と、売買対象銘柄が一切かぶらない」
という点です。
投資対象銘柄が増える=シグナル数が増える=利回りが増える
というのはほぼつながってくるとみておりますので、
リスク管理を徹底した上で、デメリットを受け入れることができればもしかしたら1つの選択肢なのかもしれないですね〜。
(もちろん、こういった戦略の開発または運用は、システムトレード初心者の方にはあまりおすすめしません(コラ
たとえば、ある一定の売買代金制限を入れておけば、ラオックスやアプラスなどある程度売買代金が大きい銘柄のみにシグナルが発生することになりますので、売買代金制限は有効に機能すると思います。
あとは、1円や2円の1桁の株に投資するのはいろいろとリスクが高いですので、たとえば最低でも5円以上や、10円以上という下値制限は必要になるかもしれませんね(これは戦略次第ですが…)。
また、1円動いただけでも運用資金に大きな影響を及ぼすため、1銘柄にはあまり入れられないと思っています。かなり分散する形で組む形でしょうか。
比較的難しいと思われるのが「損切りの設定を入れるか」ですね。
たとえば「-5%で損切り」と入れた場合、20円などの銘柄の場合は1円下げただけでロスカットに引っ掛かってしまいます。
これが効率がいいのか悪いのかは、もう少し検証が必要なところだと考えています。
…といった感じで、考えれば考えるほど難しい低位株ですが笑
とはいえ、「資金効率の向上」という可能性が残されているので、今後もじっくり考えてみたいですね〜。
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